2009年5月21日木曜日

味噌煮込み,手羽先,堂島ロール

定宿「スーパーホテル名古屋駅前」での
無料朝食(午前7時~8時半)には起きられなかった。

もとより、今日の朝食はタワーズプラザ13階にある
山本屋総本家タワーズ店の
味噌煮込みうどんと決めてあった。
開店の午前11時まで名駅東口前のMIDLAND SQUARE
駅周辺を徘徊して時間を潰した。

↑ これが「山本屋総本家タワーズ店」の最もシンプルな
「普通煮込みうどん」(1008円)。
次回は名古屋コーチンと玉子入りの「親子」も試してみたい。

ところで、名古屋の味噌煮込みうどんには二つの大きなトレンドがある。
「山本屋総本家」vs.「山本屋本店
両者の違いは地元・愛知県在住のブロガーが精緻な分析をしている。

私は両店とも行っている。
前回は本店だったので、今回は総本家にした。
数をこなしていないので細かな論評は避けるが、
麺は互角、ツユは本店が少々上か、、、
総本家は塩分が立ち過ぎているきらいがある。

そもそも「名古屋めし」は塩分が強く、
しょっぱいモノが多いので、その点をもって評価するのは難しい。

私の隣に座った青年も食事以外の目的を持っていると見えた。
うどんが運ばれるや否や、
カメラ2台を駆使してさまざまなアングルから撮りまくっていた。

味噌煮込みうどんはグツグツと熱いのが身上なので、
私は1枚だけ収め、すぐに食べにかかった(^^

確かに辛い(しょっぱい)。関西人一般の感覚で言えば、
味噌汁の倍、いや3倍近い塩分。飲み干すのは困難だ(^^;
割り箸ほどの太さの麺の芯の硬さは、これぞ名古屋の味噌煮込み。
f=2.9, 1/60, ISO=400, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算), Jpeg
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

次は手羽先だ。駅周辺で朝から開いている店を知らない。
仕方なく近鉄パッセの地下食料品売り場にある「風来坊」で
手羽先6本(480円)と手羽元5本(525円)の
各1人前ずつをテークアウトして駅弁とした。

近鉄名古屋駅の改札に行くと、
ちょうど1200発の大阪難波行きの特急が待機していた。
この電車は全席禁煙(喫煙コーナーはあり)で、
大阪難波まで2時間5分しかかからない速さ。
「鉄ちゃん」ではないので、この辺りに特段の興味はない。
f=2.5, 1/400, ISO=400, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算), Jpeg
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

すぐさま乗り込み、少し早い昼食に。
神戸に帰ってから車で買い物に行く予定があったので
ビールが呑めなかったのは無念であった、、、

↑ これが「風来坊」の手羽先。
向かって左が手羽元、右が手羽先。手羽先は男性の親指ほどの太さ。
f=5.1, 1/320, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算), RAW
SILKYPIX Developer Studio Pro

先の味噌煮込みうどんにおける「総本家」と「本店」ではないが、
手羽先でも、この「風来坊」と「世界の山ちゃん」が
熾烈な競争を演じている。

「世界の山ちゃん」の方が
私の名古屋における行動半径内でよく見かけるのでよく行く。
ただ、地元の友人が「『風来坊』の方が好き」と言っていたので、
気になってこの日の試食に及んだ。

「世界の山ちゃん」がやや甘辛な味付けなのに対して、
「風来坊」は塩コショウがピリッと効いた、より左党向けな感じか……
次回はテークアウトではなく、店舗で出来たてをビールで賞味したい。
「世界の山ちゃん」の赤味噌ビールも変わっていてイケる。
名古屋めしのことを考えると仕事が手につかない(^^;

今回の名古屋行は計20時間35分という慌しいものであった。

電車の中で大いに寝たので体力を温存できた。
大阪難波に着くや、地下鉄四つ橋線で肥後橋駅に。

通勤の度に見ているが、大阪随一といわれる長蛇の列だ。
モン・シュシュ」の「堂島ロール」を求める人々である。
多いときでは2時間から3時間待ちなんていうのもザラ。
予約も出来る。店頭売りと合わせ1日8千本売る、と聞いたことがある。

新型インフルエンザの
蔓延(まんえん)地域の烙印を押された大阪と神戸。
こんな日は空いているだろうと当たりをつけたところ、ビンゴ!
わずか20分弱の待ち時間で手に入れることが出来た。

蛇足だが堂島ロールの定番商品は1本1200円である。
出張の土産目的であろうサラリーマン風の男性が
1~2本買って領収書を要求している。

ヲイヲイ、、、そのくらい身銭を切ったらんかい!
つーか、出張費でカバーできへんのかいな?
税務当局にどういう形で申告しているかは知る由もないが
いずれにしても滑稽千万……

以前、新聞の「読者の声」欄に
「ランチ時にいちいち領収書をもらっているサラリーマンがいる。
そのせいでレジが混む。昼食になぜ領収書が要るのか」
と怒る中年女性の声が載っていた。

確かに一見、ランチのようにみえて、
かつて流行った「パワーランチ」のような仕事のためのランチもある。
しかし、周りにセコいと思われるようなマネはよした方が男は上がる。

それはともかく、わずか1~2本の堂島ロールを
5~6時間保冷できるバッグ(もちろん有料)付きで買っている。
どうやら東京からの出張族らしい。

あのね、、、東京にも「モン・シュシュ」はあるんですけど……
実は名古屋のMIDLAND SQUAREにもあった……

閑話休題。
堂島ロールは有名になりかかった数年前に一度試した切り。

甘いものには自分から近づかない私をして、行列に並ばせる。
その味は推して知るべし。
それを手土産に、
これから行きつけの「瑞麟」に晩酌に出かけるところだ。

実はこの堂島ロール、「瑞麟」のオヤジさんから
「そんなに行列ができるんやったら1回食うてみたいなあ」
とのリクエストがあったからである。

0 件のコメント: