2007年5月31日木曜日

宇野港の想い出⑦~手書きの地図

宇野港フェリーターミナルのフェンスに貼られていた手書きの商店街の地図をアップで写しました=5月19日午前8時17分。地図の上が南、つまり港です。船着場らしく、飲食店が目立ちます。飲酒運転にも寛容な時代でしたから、一杯ひっかけて疲れを取り、目的地へとトラックを走らせた運転手さんも珍しくはなかったのでしょう。一回りしてみましたが、確かに活気がある、とは言えない寂しさが漂っていました。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=9.5,1/90,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出⑥~「個人の店はほとんど辞めた」

宇野港フェリーターミナルで車両の誘導係を務める男性は
「橋ができてだいぶになるけんど、やっぱり寂しゅうなったねえ。開通したころは通行料金が高かったから、フェリーを選ぶ運転手さんも多かったけんど、今は値下げでどっちも同じくらいだからねえ。商店街も個人の店はほとんど辞めてしもうた」
往時の賑わいに想いを馳せ、遠くを見つめながら呟きました=5月19日午前8時21分。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f-6.8,1/90,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出⑤~1時間の「効用」

乗船を待つトラック=5月19日午前7時。高松行きフェリーを使うクルマの9割はこうした大型トラックやクレーン車です。先ほどのツーリングバイクも高松からの到着便でした。香川県トラック協会の調査によると、瀬戸大橋開通後、香川県内のトラックの7割がフェリーを使用、その数はむしろ微増しているといいます。
クルマで本州(岡山)から四国(香川)へ行き来するには、瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道・JR瀬戸大橋線)か、これらフェリーしかありません。宇野-高松のフェリーか、坂出-児島の瀬戸大橋か、、、乗・下船地から出発・目的地までの経路のわずかな違いこそあれ、一般に速さでは瀬戸大橋を選ぶのが普通です。それでも、運転手さんたちの中にはフェリーを愛用する方が大勢いらっしゃるのです。
「乗船時間は1時間やけんど、体を休められるし、食事も出来る。ハンドル握りっぱなしじゃ、そうはいかんからな」
なるほど。生鮮食料品や緊急物資の輸送でもない限り、船にも分があるようです。
乗船料も、燃料代がかからないことを考えに入れれば、どうでしょう。瀬戸大橋の通行料金が普通車では児島-坂出北間が2850円(ETCマイレージ割引適用の場合)に対して、フェリーはドライバー1人の乗船料込みで2730円(車長5m未満、往復割引適用)。互角ですね。背景には大橋側が続々と値引きを断行した事実があります。
私が神戸から高知にマイカーで帰省する際は、明石海峡大橋を使います。通行料金は高いですが、夜中なら3時間で高知市内に着けます。でも、単調な高速道路の連続。時間に余裕のある時はフェリーを利用してみるのも悪くないと思います。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=9.5,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出④~流し撮りに挑戦

ツーリンググループの中にBMWのバイクを見付けました。透かさず「流し撮り」で収めましたが、う~む、肝心のバイク自体まで流れてしまっていますね。F1の撮影で各国を転戦していた友人の元フリーカメラマン(現・新聞社カメラマン)に言わせれば「300km/hでホームストレッチを駆け上がってくるフォーミュラカーを『よんにっぱ』(400mm/f=2.8)で斜めから1/15で止める」、、、(^^;=5月19日午前7時32分。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=16,1/45,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出③~ツーリング族 参上

高松からのフェリーが到着。この日は天気に恵まれた土曜とあって、大型バイクにまたがったツーリンググループが颯爽と下船して来ました=5月19日午前7時31分。
彼らが便利な「はず」の瀬戸大橋を利用せず、なぜ約1時間かかるフェリーを利用するのでしょう? ヒントは次の次のページにあります。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=16,1/45,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出②~忘れられない味

岡山県玉野市の公式HPによると、現在、宇野港フェリーターミナルを中心にフェリーを運航しているのは四国汽船、小豆島フェリー、津国汽船、四国フェリー、宇高国道フェリーの5社。行き先は直島(なおしま)、小豆島(しょうどしま)、豊島(てしま)、高松です。多くはクルマを載せられます。直島行きには旅客専用船も用意されているそうです。
宇高連絡船での一番の楽しみは甲板で出されるうどんでした。今でこそブームで、全国各地から幻の讃岐うどんの名店を求めて、ファンが大勢、香川県にやって来ます。当時は船に乗り込むやいなや、まず甲板に上がり、屋台風のうどん店に行列を作るのでした。
黄金色に透き通った薄味のダシ、コシの強い麺。具は長ネギの輪切りと縁の赤い薄っぺらいカマボコではなかったでしょうか。乗客が思いのほか多い日は売り切れ御免となり、悔しい思いをしました。「上等の味とは言えない」という舌の肥えたうどん通もいらっしゃいますが、 私はお気に入りで、2杯連続で食べたこともあります。ノスタルジーの中で美化された味の記憶として残っているだけの話かもしれません、、、
私の知る限り、宇高連絡船のうどんに近い味を残しているのはJR高松駅構内にある立ち食い店だと思います。今もあるのでしょうか、、、
写真は宇野港沖を行き交う船舶です=5月19日午前6時49分
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro(f=2.8)
f=4.8,1/800,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出①~瀬戸大橋開通20年を前に

来春で三つある本四架橋の先陣を切った「瀬戸大橋」が開通して20年になります。
5月20日のblogで予告させていただきました「宇野港(岡山県玉野市)の想い出」をつづりたいと思います。
本州と故郷の高知を列車で行き来する際、数え切れないほど宇高連絡船を利用しました。宇高連絡船とはその名の通り、宇野(岡山県)と高松(香川県)間を運航していた旧国鉄航路のことです。1910(明治43)年6月12日に運航を始め、1991年3月16日に姿を消しました。1988年4月10日に初めて本州と四国を陸路で結ぶ瀬戸大橋が開通したのが廃止の大きな契機となりました。もちろん、今の宇野港には四国だけでなく、瀬戸内海の島々に貨客を運ぶ重要な拠点としての大切な役目があります。大型貨物船が着岸できる3万トン級バースも整備されています。しかし、「大動脈」だった四国との航路で瀬戸大橋に多くの人を運んだ鉄道とクルマの流れを奪われてからというもの、随分寂れてしまったことは否めません。
個人的な想い出は少しずつ語って行こうと思います。
朝焼けが残る波止場でフェリーの出港準備が整いました=5月19日午前5時46分
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=8,1/45,-1EV,ISO=100
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月30日水曜日

Soft Purple

この画像=96年4月、京都府立植物園(京都市左京区)で=をご覧になって、ソフトフォーカスフィルターかソフトフォーカスレンズを使っている、とお感じになった方もおいでではないかと思います。
タネ明かしをしますと、ズームレンズにクローズアップフィルターを付けただけです。10年以上前のズームレンズは、まだまだ像や色がボケる「収差」が防ぎ切れていませんでした。これがいまだに「ズームより単焦点レンズの方が高性能」という誤解の元になっています。クローズアップフィルターを使った極端なマクロ撮影では、その収差が一段と強調されるのです。
たまたま見つけた「欠点」の体験を逆手に取った写真をよく撮りました。現行のズームレンズは非常に高性能で収差は少なく、単焦点レンズに劣るとは言えません。
今このような表現をしようと思えば、手近なところでは市販のソフトフォーカスフィルターか、レンズ保護用フィルター(UVやスカイライト)にリップクリームなどの油脂類を薄く同心円状に塗り付ければOKです。
Canon EOS-1,EPD
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

●このところ、DMRによる作例が少なくて申し訳ありません。データはたくさん持っているのですが、連載風にアレンジしたいと思い、念入りにコマを選んでいるところです。ご期待くださいませm(__)m●

2007年5月29日火曜日

方向音痴の人、ご用心

阪神高速・阿波座ジャンクション(JC)です。北から3号神戸線、東から13号東大阪線、西から16号大阪港線が交わっています。この複雑な線形の美を求め、何度この場所に通ったことでしょう=96年4月、大阪市西区江之子島2丁目で。
Canon EOS-1,17~35mm,EPD
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

ドラマを作るスポットライト

鮨処「きらく」とあります、、、はて、このお店はいずこに?=96年、大阪市内で。

このころの私はスポットライティングやスポットストロボに凝っていました。スポットストロボとは文字通り、レンズの画角より狭い照射角でフラッシュすることです。例えば、28mmの広角レンズでストロボの設定は50mmにしちゃうとか、、、周辺光量を落として主題を強調するためです。「実験」とは言えず、ただの酔狂でやってました(^^;
Canon EOS-1,PKL
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

I LOVE LOGO!

カメラ散歩で見かけた、ある事務所のロゴです。「cyber media photographics」とありますから、写真関係の用事で訪れたのかも……あいまいで申し訳ありません=96年ごろ、大阪市内で。
Canon EOS-1,EPR
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

闇に浮かぶオベリスク

KodakのエクタクロームP1600プロフェッショナル(EPH)による映像です。おぼろげな記憶で恐縮ですが、このフィルムはISO=800、1600、3200の3段階に対応していて、低感度から順に「プロセス(P)1~3」と呼んでいました。ラボに現像に出す際にプロセスナンバーを申し出れば、増感処理してくれる仕組みです。超高感度フィルムゆえに極めて硬調で被写体を選びますが、夜景撮影に凝っていた10年以上前の私は重宝していました=大阪市北区堂島浜1丁目の「アクア堂島」で。
Canon EOS-1,EPH(P2)
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

Kodachromeの抗耐色性に驚く

今はとうに無きコダクローム200プロ(PKL)の10年以上前の映像です。コダクロームの抗退色性の高さには、これまでも言及しましたが、やはり噂にたがわぬ性能です。当時、コダクロームにはISO=200、64(PKR)、25(PKM)の三つのラインが販売されていました。PKLは不人気ではありましたが、私は時々試していました。「今日、1000万画素のデジカメで撮ってきた」と言っても信じていただけるくらいの発色ではないでしょうか=大阪市内で。
Canon EOS-1,PKL
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

傷だらけのエンブレム

1996年ごろに愛用していたCanon FD 400mm L/f=2.8の鏡胴のエンブレムです。傷が「百戦練磨」を物語っています。実際には1年間くらい使って処分したと記憶しています。
当時としては300mm/f=2.8と並ぶ、大口径望遠レンズの最高峰でした。写りは申し分なし。ただし、このレンズを携行するには、写真のウデより体力が求められました。今はモデルチェンジを重ねて、USM+IS(超音波モーターによるオートフォーカス+手ブレを高次元で防ぐイメージスタビライザー)を備えた新時代の報道写真家必須アイテムになっています。

スポーツの現場で胴体の白いレンズがカメラマン席にズラリと並んでいるのを見かけますよね。そのほとんどは、このレンズの「子孫」たちです。
知人のプロカメラマンいわく「いざとなれば手持ちで1/30が切れる」とのこと。進化とはすごいものですね(^^
Canon EOS-1,EPR
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

●本日分からサイトを開いた時にご覧いただける見本画像を最大サイズにUPしました。少し見やすくなったのでは、と思います。画像クリックでフルスクリーンに展開できる機能は以前と同じです●

2007年5月28日月曜日

波止場の女

メリケンパークで独り、波止場を見つめる女性の背中。寂しいようにも見えます。でも行き交う船や、優しい潮風に吹かれて、心に句読点を打っているのかもしれません。間もなく彼氏がお迎えに来るのではないですか?=神戸市中央区波止場町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro
f=8,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

●「神戸旧居留地さんぽ」「メリケン波止場」の今回撮影分はこれでおしまいです。撮影はいずれも07年5月14日でした●

心地よい風 メリケン波止場

メリケンパークは若者でいつもにぎわっています=神戸市中央区波止場町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro
f=8,1/90,-1EV,ISO=100,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

12年前のあの日、この街を捨てた人もいました

私の写真は傾きで表現することが少なくありません。でも、これは違います。95年の阪神・淡路大震災で波止場そのものが海中に陥没したため、街路灯も傾いたままなのです。惨状を今に伝えるため、一帯を公園化して「保存」しています=神戸市中央区波止場町の「震災メモリアルパーク」で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=4.8,1/250,-1EV,ISO=100,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

青、赤、波止場。

メリケン波止場に停泊する船。クルマ止めのブルーが一際目を引きましたので、ローアングルで強調してみました=神戸市中央区波止場町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=9.51/45,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月27日日曜日

行儀良く「右へならえ!」

東京旅行や同窓会の関係でblogが1日お留守になってしました。
ここからは平凡な写真が続きますが、受け流してくださいませm(__)m
浜手バイパスを見上げる船舟です=神戸市中央区波止場町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,35mm(f=1.4)
f=13,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月25日金曜日

コンパクトデジタルカメラのお手並み拝見

久々、コンパクトデジタルカメラによる映像です。数日前に購入してテスト中です=神戸市中央区中山手通1丁目の「中山手カトリック教会」で。
間もなく、朝一番の便で羽田に飛びます。blogは2日ほど、お休みさせていただきます。
RICOH GX100,24mm
f=9.6,1/810,+1/3EV,中央部重点測光,ISO=100,JPEG FINE

2007年5月24日木曜日

神戸旧居留地さんぽ 27完

「神戸旧居留地さんぽ」シリーズもこの1枚でいったん、お休みをいただきます。一連の写真は07年5月14日に撮ったものです。お別れはまた(笑)バイクのパーツ、前輪のディスクブレーキです。こういうのが好きなんですね、私は=神戸市中央区海岸通で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=3.4,1/3200,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 26

夕陽に映える「商船三井ビルディング」の旧玄関側です。超広角レンズのこのアングルでは普通、極端に末広がりの上すぼみに写りますが、現像ソフトのデジタルシフト操作で、中判カメラ(6×7)以上でよく用いられる「アオリ」をかけた結果、自然な感じまで矯正できました=神戸市中央区海岸通で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,19mm
f=16,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 25

旧居留地を南北に縦断する目抜き通り(といってもたいてい3車線あるかなしかの一方通行で駐車車両があると1車線になります(^^;)には、このような銅版に刻まれた「筋」を示す標識板が設置されています=神戸市中央区海岸通の「商船三井ビル」で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=4,1/30,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 24

先ほどの「商船三井ビル」にお店を構える「LLOYD'S ANTIQUES(ロイズ・アンティークス神戸)」。英国のクラシック調家具にコンセプトを絞っています。カッシーニなど、割と派手目のイタリア系のファーニチャが注目を集める中にあって、ヴィクトリア王朝の流れを汲む伝統的デザインを守っています=神戸市中央区海岸通で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=4,1/30,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 23

「高級」「セレブ」と呼ばれるブランドショップの中には入り口に正装した案内人が出迎えてくれます。ただし、おおむねウインドーの写真撮影は禁止です。東京・新宿でも制止された経験があります。飾り付けや商品の意匠を撮影して盗用する不届き者がいるのでしょう。この「Cristian DIOR」 のショップは店員さんの死角から撮らせていただきました=神戸市中央区海岸通の新明海ビルで。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=5.6,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月23日水曜日

神戸旧居留地さんぽ 22

旧居留地にあって圧倒的な存在感を誇る「商船三井ビル(旧・大阪商船神戸支店)」の西壁側です。旧居留地が日本に返還されたのが1899(明治32)年。設計担当の渡辺節は欧米を視察した末、外壁は装飾用素焼陶器(テラコッタ)、内壁にはしっくい(プラスター)を使用、暖房は強制温水循環方式を採用するなど、それまでの日本にはなかった技術を盛り込みました。今は70軒ほどのオフィスが入居しています。
このビルだけでなく、旧居留地の建物は平日以外は夜間にライトアップされます。夜景をお楽しみになりたい方は事前に神戸市役所(http://www.city.kobe.jp/)へお問い合わせ下さい=神戸市中央区海岸通で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro(F=2.8)
f=13,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 21

アルマーニブランドのファーストライン「GIORGIO ARMANI」のショップ前です。バブル期に吊るしで1着購入しました。16年前ですが今でも「勝負服」として健在です。ショップの口説き文句ではありませんが、とにかく袖を通した瞬間に体に吸い付いてくるような着心地の自然さ、上質なテキスタイル、とても気に入っています。J.PRESSやPOLO by Ralph Laurenは夏物・冬物それぞれ持っていますが、TPOに応じてアルマーニを選びます。ちまたで言われているほど高価ではありません。安くもありませんが、20年、30年着られることを考えれば、決して損な買い物ではない、と思います=神戸市中央区明石町「BLOCK32」の「ブティック・ジョルジョ・アルマーニ神戸」で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro(F=2.8)
f=5.6,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月22日火曜日

神戸旧居留地さんぽ 20

愛すべき小型車「Mini」です。Miniの歴史に詳しくはありませんし、ネットを引き写すのもためらわれます。ただ、この写真のクルマが初期に近い形ではないでしょうか。以前、友人がこのタイプのMini を持っていましたが「狭い道なんかではラクチンだが、高速では120kmがやっと」と言っていました。この界隈ではメルセデスやBMW、PORSCHE、AUDIは当たり前、フェラーリやランボルギーニも珍しくないのは事実ですが、いやいや、こういうクルマこそ、この街にお似合いだと思います=神戸市中央区明石町筋で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro(F=2.8)
f=2.8,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 19

Hair&Make「CHEST」(http://www.chest.co.jp/)の玄関口に掲げられたロゴです。こうした光と影の共存した風情が好みです。この美容室、旧居留地では超人気店の一つで、北野坂入り口西側にも店舗があります。スタッフは選りすぐりの敏腕ぞろいですが、指名しても予約が1カ月先までいっぱいという「カリスマアーティスト」も。ちなみに愚妻もお世話になってます。馬子にも衣装です(^^;=神戸市中央区明石町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=19,1/125,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 18

「旧居留地38番館」です。かのウィリアム・ヴォーリズ設計で1929年にアメリカの銀行の支店として竣工、88年に改築されました。今では3階建ての建物にブティックやカフェが入居、旧居留地を代表する建物になっています。ヴォーリズの作品と言えば、滋賀県豊郷小学校も。ここは解体問題で大騒ぎになりましたね。
2階部分の「コム・デ・ギャルソン」の窓にご注目下さい。虹色の縞模様が見えませんか? 恐らく窓ガラスの反射加減と私のカメラのPL(偏光)フィルターの干渉で出来たのだと思います。これを狙ったというわけです=神戸市中央区明石町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=5.6,1/90,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 17

やはりジーニアスギャラリー前です。こんなところにママチャリ止めたら叱られるでしょうね(^^;=神戸市中央区西町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=4,1/180,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 16

フランス人設計のジーニアスギャラリーのシンボル、メーンフラッグです。パリへは5回ほど行きましたが、言われてみると、この手の形のフラッグは当地では珍しくありません。ジグザグの支柱も、ただ奇異をてらっているわけでもなく、しっかりとした存在感を示しています=神戸市中央区明石町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro
f=13,1/180,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月21日月曜日

神戸旧居留地さんぽ 15

大丸神戸店南館と対面する「ジーニアスギャラリー」の外壁は紺碧の格子棚でデザインされています。その一つ一つ棚にはオブジェなどが飾られ、行き交う人の目を楽しませくれます。設計したのはフランス人で、エスプリが旧居留地の町にほどよく溶け込んでいます。中でもこの金色の像が目に留まりました=神戸市中央区明石町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro(f=2.8)
f=2.8,1/180,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 14

大丸神戸店と空中回廊で結ばれた浜側のファッションビルが「ジーニアスギャラリー」です=神戸市中央区西町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,100mm Macro(f=2.8)
f=2.8,1/1600,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 13

大丸神戸店のレストラン街の年季の入った外看板です。昼間から、ちょっぴりレトロなネオンサインが灯っています。白く抜けている部分がデジタル写真でよく問題にされる「白飛び」です。光の3原色RGBがすべて255の飽和状態になると、このようになります。現像ソフトでもこれは抑え切れませんでした。撮影段階でこれを回避するにはフラッシュを炊くしかないと思います=神戸市中央区明石町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=5.6,1/250,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 12

界隈はクルマもオシャレです。手ブレが残念だったのですが、真っ赤な2台のクルマがひとコマに収まる瞬間は意外と少ないものです=神戸市中央区明石町で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=9.5,1/30,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 11

さきほどの「旧居留地38番街」に足を踏み入れると、回廊の奥にはティールームやブティック、そして大丸神戸店へと抜ける通路になっています。若者が多いと思いきや、ここはむしろ東京で言えば銀座?「大人の街」なのでしょう。お年を召したお客さんもたくさん行き交います=神戸市中央区明石町の「旧居留地38番街」で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=6.8,1/45,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 10

「神戸旧居留地さんぽ」を再開します。
神戸旧居留地の区画には、このように番号が割り当てられています。すべてがすべて知られているわけではありませんが、有名なショッピングモールなどはこのような銅版製の標識が飾ってあります。小さなランドマークの役割を果たしています。デザインも基本的に統一されているので、一度行くと覚えやすいのは親切です=神戸市中央区明石町の「旧居留地38番街」で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mm Macro
f=8,1/30,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

PORSCHE 911 in Mido-suji Ave.

懐かしい「出目金」のPORSCHE 911です。ポジの保存状況が良くなかったのか色がおかしくなっていますが、緑のPORCHEというのが泣かせます。私も3年前まで「定番」のシルバーメタのPORSCHE乗ってました。国産ではGT-R(BNR-32)、フェアレディ300Xターボ(R33)、輸入車ではBMWのM3など、30代から40代前半までは速いクルマを乗り継いだ時期が続きましたが、今はスカイライン350GTクーペです。
今秋の車検でPORSCHEに戻ろうと思ったのですが、財務の実権を握る家内から「大きいクルマは運転できへん。左ハンドルもクラッチ付きもアカン」と猛反対を食らいました。目下、その意見に沿う小型車を物色しています(並の小型車ではないピリッとしたヤツです)。
PORSCHEの話をすると長くなるのですが、1点だけ強調しておきたいのは「ブレーキが量産車中、最も速いこと」です。「ブレーキが速いってどういうこと?」と尋ねられそうですね。クルマのスピードよりブレーキが「速い」ので、頼りになり、イメージ通りに止まれる、ということです。「シャシーも速い」です。説明略。エンジンその他の卓越性はご承知の通りです。
=写真は96年10月、大阪市中央区の御堂筋で見かけたPORCHE 911。
Canon EOS-1,28-70mm,EPR
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月20日日曜日

孤高

写友2人と連れ立って撮影行。この年の夏、カメラのナニワ心斎橋本店で仕入れた400mm/f=2.8を使うに値する被写体に久しぶりに巡り会いました。発売当初だったUSMは96万円ほどの値札が付いていましたが「マニュアルなら45万円でOK」とのなじみの店員さんの言葉で即購入しました。アンチ・オートフォーカスを気取ったわけではありません。懐が寂しかっただけです=96年秋ごろ、京都府亀山市の保津川で。
Canon EOS-1,400mm/f=2.8,三脚
f=3.5,Multi Auto,PKL
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

ゆがむ歩道橋

私が小学校から高校までと就職後3年間住んだ「故郷」、高知県高知市です。路面電車が走る繁華街でビルのメタリック外壁に歪んだ歩道橋が写っていました=96年7月、高知市堺町の高知中央第一生命ビルディング前で。
Canon EOS-1,28-70mm,EPR
EPSON GT-X900,SILKYPIX Developer Studio 3.0

母の命日から11年

5月19日は母の命日でした。1日過ぎてしまいましたが、生前のご厚情に謹んで謝意を表します。
母が亡くなったのは96年ですから享年66歳。実家の高知から、当時、私が住んでいた大阪市内のマンションに来ておりましたが、同日午後3時55分、寝室で息尽きている母を見つけました。府監察医事務所の行政解剖の所見では死因は脳出血。高度の肝硬変もあったそうです。
私は母に対する「真心」というものがあるのかないのか、死後11年たった今でも母の肉声や所作がどうしても思い出せません。私の記憶が何らかの自然の摂理によってブロックされているのではないか、と疑うことがあります。トラウマから逃れようとする生体防御本能のなせる技でしょうか? 母は今でも私の心の中に生きています。
珈琲党で1日10杯は飲んでいました。死去のひと月ほど前のこの日も買い物に行った先でレトロな純喫茶を見つけて入ったのを覚えています=96年4月、大阪市北区天神橋筋商店街で。
Canon EOS-1,16-35mm/f=2.8,Available Lights,EPD(EPSON GT-X900で6400dpi, TIFFモードでscan、SILKYPIX Developer Studio 3.0でB&W変換後、retouch、Jpeg現像後resizeしてup)←解像度やファイル形式は私のスキャン基本設定です。

神戸旧居留地さんぽ 9

こちらは「エンポリオ・アルマーニ」。アルマーニ3大ブランドではファーストラインのジョルジョに次ぐセカンドラインの位置づけとはいえ、高級服であることに違いはありません=神戸市中央区播磨町の「BLOCK30」で。
「神戸旧居留地さんぽ」は盛り上がってきたところで少々、おいとまを戴き、しばしの間、蔵出しの銀塩フィルムをご紹介します。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=5.6,1/45,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 8

駐車禁止でステッカーを貼られた男性が婦人警官と何やらモメている様子。透かさず忍び寄ってスナップしました。男性「ほかにも止めてるクルマはいっぱいおるやんか!」、婦警「でも違反は違反ですから」。よく見かける光景です。結局、婦警の終始絶やさぬ笑顔と一歩も引かない迫力に男性も根負けしたようです=神戸市中央区明石町筋で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=5.6,1/45,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 7

「バナナ・リパブリック」。オールド・ネイビーと並んでアメリカ最大の衣料小売会社GAPの傘下ブランドですが、こちらは高級志向だとか。愚娘はBabyGapの服はたくさん持ってますね。
映画「You've Got Mail」でメグ・ライアンの営む小さな絵本店がトム・ハンクス演じる大手書籍店オーナーに買収されそうになったとき、店員に行く末を聞かれたメグが「どうせ、この店はBabyGapにでもなるんでしょ」とため息をつくシーンを思い出しました=写真は神戸市中央区播磨町筋で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=9.5,1/60,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 6

ハンティングワールドのショップです。私のお気に入りのブランドの一つ。でもまだ持っていません。ウインドーショッピングではいくつか「購入」しました(^^;=神戸市中央区播磨町筋で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=16,1/25,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 5

この銀色の球体が発するメッセージは知りません。水盤の上に鎮座しています。
フィッシュアイ(魚眼)というカメラレンズがあります。文字通り、魚が見たような広い画角を持つ特殊レンズです。この球体はフィッシュアイレンズで写したような描写です。撮影している私自身が写り込んでいます。その描写は私にとっては用途がなさそうなので持ってはいません。フィッシュアイレンズだけで世界中の風景を切り取っているユニークなプロカメラマンを知っています=神戸市中央区浪花町の三井住友銀行神戸営業部の播磨町側で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=13,1/80,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

神戸旧居留地さんぽ 4

宇野港から始まる旅紀行はアタマ出しだけ、、、まだデータの現像が追いついていないので、少々お待ち下さい。忘れっぽい性格なので、前の写真から現像していかないと、コメントを忘れてしまうのです。

私は撮影行の際、基本的ではありますが「テーマ」を定めます。組写真を作ろう、とかいう大げさなモノではないのですが、一応、アタマの中にストーリーを描いています。それが途切れると、写真の羅列が破綻してしまいます。ということで、再び2枚前の神戸の撮影行へと戻ります。これから旧外国人居留地(地元の人は略して「居留地」と言います)と呼ばれる、特に女性に人気のレトロと最先端が融合するオフィスタウンへと向かいます。その後、ミナト・神戸のランドマーク、神戸ポートタワーのあるメリケン波止場まで足を延ばしてみることにしました。

写真は「神戸朝日ビル」(http://www.asahibuilding.co.jp/)=神戸市中央区浪花町で。何だか二つのビルを前後に写したようにも見えますが、実は一つのビルです。低層階と上階でデザインを大幅に変えているのです。朝日新聞社の取材拠点・神戸総局が入っているほか、さまざまなアミューズメント施設を設けています。並びには大丸神戸店(http://www.daimaru.co.jp/kobe/)もあり、流行の発信地の一つと言ってもよいでしょう。ここから海沿いまでのざっと東西700m弱×南北500m強の地域が「神戸旧居留地」の範囲になります。公式HP(http://www.kobe-kyoryuchi.com/index.htm)でどうぞ。

LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm

f=16,1/90,-1EV,ISO=200,Spot

SILKYPIX Developer Studio 3.0

宇野港の想い出~序章

blogの更新が1日飛んでしまいました。19日未明に突如、思いつきの撮影行に出掛けてしまったのです。行き先は岡山県宇野港~倉敷市。この港には思い出が詰まっています。それは追い追い、、、
ともかくも全機材をクルマに載せ、0225に家を出発、夜明け間もない宇野港に着きました。写真は出港を待つ瀬戸内海の直島(なおしま)行きのフェリーです=岡山県玉野市築港1丁目の宇野港フェリーターミナルで。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,60mmMacro
f=5.6,1/90,-1EV,ISO=100,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2007年5月18日金曜日

神戸旧居留地さんぽ 3

こういう超広角レンズの「こけおどし」的な使い方はあまりしないのですが、アングルファインダーを使って超ローアングルから。何事も実験、実験。ミックス光をトーンカーブの補正で追い込み切れなかったのは残念です。トーンカーブって、「R」「G」「B」の各原色単位でやっても、一括でやっても、ダメな時はダメです。特に私のような初心者の場合、、、課題が増えました=神戸市中央区浪花町の「神戸朝日ビル」で。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,19mm
f=5.6,1/15,-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0