2007年5月31日木曜日

宇野港の想い出⑤~1時間の「効用」

乗船を待つトラック=5月19日午前7時。高松行きフェリーを使うクルマの9割はこうした大型トラックやクレーン車です。先ほどのツーリングバイクも高松からの到着便でした。香川県トラック協会の調査によると、瀬戸大橋開通後、香川県内のトラックの7割がフェリーを使用、その数はむしろ微増しているといいます。
クルマで本州(岡山)から四国(香川)へ行き来するには、瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道・JR瀬戸大橋線)か、これらフェリーしかありません。宇野-高松のフェリーか、坂出-児島の瀬戸大橋か、、、乗・下船地から出発・目的地までの経路のわずかな違いこそあれ、一般に速さでは瀬戸大橋を選ぶのが普通です。それでも、運転手さんたちの中にはフェリーを愛用する方が大勢いらっしゃるのです。
「乗船時間は1時間やけんど、体を休められるし、食事も出来る。ハンドル握りっぱなしじゃ、そうはいかんからな」
なるほど。生鮮食料品や緊急物資の輸送でもない限り、船にも分があるようです。
乗船料も、燃料代がかからないことを考えに入れれば、どうでしょう。瀬戸大橋の通行料金が普通車では児島-坂出北間が2850円(ETCマイレージ割引適用の場合)に対して、フェリーはドライバー1人の乗船料込みで2730円(車長5m未満、往復割引適用)。互角ですね。背景には大橋側が続々と値引きを断行した事実があります。
私が神戸から高知にマイカーで帰省する際は、明石海峡大橋を使います。通行料金は高いですが、夜中なら3時間で高知市内に着けます。でも、単調な高速道路の連続。時間に余裕のある時はフェリーを利用してみるのも悪くないと思います。
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