2009年3月31日火曜日

鶴橋、闇市、久しぶり

二つ前の投稿で予告した通り、今日は大阪のコリアンタウン・鶴橋へ。
(ハイパーリンクで「鶴橋」もクリックしてみてください)

「コリアンタウン」と人は言うが、実際に鶴橋の街の礎を造り上げたのは
彼らいわく、
日本・韓国・朝鮮民主主義人民共和国・中華民国・中華人民共和国の
人々だという。

「闇市」という言葉も彼ら自身がHPで使っているので私もそれに習う。

今回の鶴橋行はチェコ製の「怪しげな」モノクロフィルム・FOMAPANの
テストが目的だった。FOMAPANにはISO=100、200、400にそれぞれ
「classic」「creative」「action」の愛称が振り当てられている。

今回はガード下の市場がメーンで光量が乏しいと踏み、
感度の一番高いISO=400の「action」をLeica MPに詰めた。
増感についての情報がないのでノーマルでしのいだ。

モノクロは自家暗室を持たないばかりか、ダークレスも使わないので、
もっぱら現像はラボに任せ、四ツ切にベタ焼きしてもらっている。
仕上がりまで10日間は待たされる。プリンターは持たない主義だ。

今回は前フリということでRICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)で
少しだけ撮って来た。
現像ソフトはいつものSILKYPIX Developer Studio Proである。

数年ぶりに鶴橋を訪れて驚いたのは、若い女性同士のグループが
韓国風屋台や居酒屋でチヂミトッポッギ、キムチなどをつまみに
昼間から酒を呑んでいることだ。

悪いと言っているわけではない。

私の知る鶴橋はある意味、ディープで物騒で、
若い女性がのんきに訪れるような場所ではなかったように思う。

今の鶴橋はさながらリトルコリア。
もっと言えば、フツーの観光地になった。
店の方も客受けするパフォーマンスに躍起だ。

これも悪いと言っているわけではない。

とにかく鶴橋は変わった。それだけだ。
↑ 人気(ひとけ)のない道端で独り、カップ麺をすする青年。
見たところ欧米人のように見えた。
どういう事情なのだろう、、、話しかけるのは憚られた。
コンデジでキャンディッドで写したので詳細に観察する、
という訳にもいかなかった。
f=2.4, 1/320, ISO=800, -0.3EV, Pattern, Snap-mode

↑ 朝鮮の伝統衣装・チマチョゴリの店も目に付く
f=2.8, 1/320, ISO=400, -0.3EV, Pattern, Flash

↑ 韓国の海苔巻き「キムパップ」。日本の巻き寿司に似ているが、
酢飯は使わない。海苔も韓国海苔。ゴマ油を塗ってツヤを出す。
ネット上ではおおむね「キンパップ」となっているが、
日本語で表記するなら「キムパップ」ではないか、
と思うこともある、、、韓国渡航歴十数回の私……
f=2.4, 1/250, ISO=400, -0.3EV, Pattern, Macro-mode

Porsche納車カウントダウン②

この2、3日かけて、慣らし運転のコースを模索している。

条件は金曜の2100ごろ神戸を出て、
月曜の遅くとも夕方早くには帰宅できること。
話題の1000円高速も体験したい。道中で名物も賞味したいではないか。

しかし、目的はあくまで慣らし運転なのである。
「今の車は慣らし運転はいらない」と豪語するドライバーが少なくない。

確かにエンジンやサスペンションなどは出荷前に個別の「慣らし」はする。
問題は車というものは数え切れないほどの部品を
組み立てて作られていることだ。

メジャーリーグのトップ選手を集めたドリームチームが
球界の頂点を極めるとは限らない。
一人一人は「スター」でも、チームとして勝てるか?
そこにはいささか疑問符が残る。
車における慣らしも同じことではないだろうか……

実際に完調走行させるとなると、エンジンからブレーキに至るまで、
全体としての調和を取っておかなければならない。
これはドライバーの責任だ。

よいクセがつくのも悪いクセがつくのも、ドライバー次第ということになる。
まずい慣らし運転の結果、
その車本来の性能を最後まで発揮できないことだってあるのだ。
例えば、エンジンの吹け上がりやブレーキパッドの当たりが今一つ……
せっかくの車が、、、残念なことである。

その点、私の経験と担当セールスの意見は割り符のように合う。

「慣らし運転を愚直にしないと、
性能を目いっぱい引き出せる車には育たない」

過去にスポーツカーと呼べるモノとしては、フェアレディZ300X、
スカイラインGT-R、BMW M3、Porsche Boxter Sと乗り継いできたが、
そこそこの慣らしはした。結果、草レースに出ても自分のウデはともかく、
車の性能でひけを取ったことはなかった。

今回の991 Carreraについては、
お仕着せでない慣らし運転の手法を伝授されている。
そもそも私の担当セールスは「レーサー」である。それも半端でない……
この辺りは後々のblogで紹介できるので、ここでは省略。

そんな彼が「独自に」作成した慣らし運転のマニュアルがFAXで届いた。

①500kmまで最高3000rpm
②1000kmまで同3500rpm、時々4000km、オイル+エレメント交換
③2000kmまで同4000rpm、時々4500rpm
④3000kmまで同4500rpm、時々5000rpmなどなど、、、

ほかにも無用な暖気運転、空ぶかしをしないなど
数多くの助言を頂いている。

いちいちタコメーターを見て走るわけにもいかないだろうが、
おおむねこの線を守れば間違いない、とのことだ。

目下の行程では最初のオイル+エレメント交換が
ツーリング途中に巡ってくる。
正規代理店に立ち寄って作業を依頼することになりそうだ。

自分にどこまでこの手順に乗っ取って慣らせるのかの自信はあまりない。
しかし、車の将来がかかっている。心を鬼にして実践してみよう。

↑ 私が10台目の車として今から目をつけているPorsche 911 turbo。
現行価格は1931万~1994万円(車両本体価格)。
半額以下で買える「ニッサンGT-R」に
タイムでやや後れを取るとのウワサもあるが、Porscheオーナーは
そんなことはあまり気に留めないものらしい(^^

RICOH Caplio GX100(Jpeg)
f=4.6, 1/80, ISO=80, +0.3EV, 24mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

フィルム色々、楽しみ色々

フィルムはまとめ買いするので、同じ銘柄が続いてしまう。
昨日、ヨドバシカメラ(マルチメディア梅田)でフィルムを物色してきた。

興味があるのは下段のチェコ製モノクロネガフィルム「FOMAPAN」。
FOMAPANにはISO=100、200、400の3種類の感度が用意されている。
意味は分からないが、感度ごとの愛称は「classic」「creative」「action」。


お仲間のblogでざっと読む限り、写りの感想は相半ばしている。
東欧の血を引くだけに「怪しげな描写」とか、
「ハーフトーンが乏しい」とか……
粒子が荒れ気味という点では、ほぼ似通った感想が並んでいる。
豊富なグラデーションを期待するのは無理なのかもしれない。

でも、面白い写真が撮れそうな気がする。
銀塩が存亡の危機にある中、
元東欧製のフィルムが日本で買えるなんて、、、
しかも135フィルム36枚撮りで1本500円前後は安い。
現像は通常のモノクロ現像でよいそうだ。
増感に関して確たる情報はない。

チェコは昨夏、訪れた。確かに東欧の薫りが今なおする、
街角には秘密警察が身を隠しているような怖~い感じのする国ではあった。
一方、偉大なる作曲家スメタナや文豪カフカを生んだ
歴史ある土地柄であることも垣間見た。

他人の批評はどうあれ、自分で使ってみないと何も言えない。
現像が上がって来てからのお楽しみである(^^;

ILFORD DELTAのISO=100、400も実はずいぶん前に一度使っただけだ。
Velvia 50は今や常用しているが、ASTIA Fは初めて。
EPPに至ってはいつ使ったかも忘れた。

店に行くと自分の使ったことのないフィルムが山のように積まれている。
デジタル全盛の時代、売り場面積は狭くなる一方だが不平は言うまい。
現像代や伸ばし代が高騰しても、選択肢があるだけマシだ。

さっ、今日はチェコの「身元不明フィルム」をLeica MPに詰めて、
ゴチャゴチャした市場のようなところにでも試写に出かけてみようか、、、
今日の予報は午後から雲が出てくるものの、雨は大丈夫らしい。

2009年3月30日月曜日

映画で出会った街、尾道

私の好きな街、広島県尾道市。昨年のGW以来ごぶさたのままです。

尾道と最初に出会ったのは大林宣彦監督の映画でした。
いわゆる「尾道三部作」です。映画の内容はハイパーリンク
(尾道三部作の文字列をクリック)でどうぞ。

80年代半ばにロケ地を訪れて以来、2~3度は訪ねました。
最後に行ったのは、この写真を撮った2008年5月3日が最後です。
初夏とはいえ、まだ午前7時前と早朝だったため、
尾道水道を挟んだ向島の山並みは少し朝靄に煙っています。

尾道の魅力は筆舌に尽くせません。
追々、その素晴らしさをご紹介できたら幸いです。

Nikon D300, 14bit-RAW
18~200mm, f=4.0, 1/500, ISO=200, 43.5mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio 3.0

2009年3月29日日曜日

Porsche納車カウントダウン①

Porsche 911 Carrera
(997後期=直噴エンジン<DFI>搭載)発注から半年が過ぎました。
一昨日の27日に任意保険加入手続きも終了、
4月第1週に無事、納車の運びとなりました。

思えば26年前、社会人になって初めて買ったカローラⅡから数えて9台目。
浮気性というわけではないのですが、必要に応じて乗り換えてきました。

カローラⅡ(3A)→プレリュード(B20A)フェアレディZ 300X(Z32)→
スカイラインGT-R(BNR32)→BMW M3(E36M3C)→BMW 325i→
Porsche Boxter S→スカイライン350GT(V35)

今回のPorscheは8年前に買ったBoxter S(986S)に続き2台目となります。

この写真に一際大きく写っている白い車が私のと同じ外形の車です。
これは確か997前期の、DFIでないティプトロニックで右ハンドル。
私の車はスピードイエローで997後期モデル、マニュアル、左ハンドルです。

折りしも桜前線が北上中です。納車されたら休みを取って、
慣らし運転を兼ねた桜前線を追いかけるドライブに出る計画です。
と言っても70時間ほどの短い休暇(^^;

ノートPCを持参しますので、通信環境によってはいくつかの、
写真つきのBlogを更新できるかもしれません。

乞うご期待!

写真は27日、兵庫県西宮市のディーラー・ショールーム
RICOH Caplio GX100 (Jpeg)
f=2.5, 1/180, ISO=200, 24mm(35mm換算), Pattern
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

名古屋へも阪神なんば線!

人事異動の季節ですね。

私の部署からも3人が新天地へと移ります。そのうち、
東京に転任する女性のTさんから思わぬ「逆餞(はなむけ)」をゲット!

彼女は名古屋近郊にご実家があり、大阪在任中は帰省のたびに
近鉄電車の特急回数券を利用していました。

ところが異動で回数券が残ってしまい、かねてから「名古屋大好き人間」の私に難波ー名古屋往復のチケットが(^^

先日、阪神なんば線開通を記念して奈良に詣でたことは
当Blogで紹介させていただきました。
今度は同じように同線で近鉄電車に乗り換え、
「名古屋めし」を堪能できるという、願ってもない幸せ。
チケットの使用期限が5月23日ということですので、まだ余裕があります。

味噌カツ、ひつまぶし、手羽先、あんかけスパ、台湾ラーメン……
また思い切り食べられます♪

Tさん、ありがとう!激務ですので体にだけは十分お気をつけ下さい。

名古屋行は未定ですが、道中の模様は当Blogでご報告申し上げます。

2009年3月28日土曜日

ある呑み友達の肖像

ポートレートの練習で撮らせていただきました。
しかし、実効109.6mm、1/25の手持ちというのは訓練にはなります(^^;
アベイラブルライトで開放(f=1.4)。
わずかな手ぶれはご容赦を(^^;
描写はまず合格といえるのではないでしょうか?

ご本名は「穐原美帆(あきはら・みほ)さん」。
暴いちゃってもいいよね、別に(^^

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
ISO=100
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年3月27日金曜日

師匠宅でのランチ会

26日はOBさん宅でランチをごちそうになりました。
一緒にお邪魔した同僚のC子さんの娘さんは2歳と5歳。
可愛い盛りです♪
↑ C子さんと次女(2)

f=2.7, 1/320, ISO=200, 28.2mm(35mm換算), flash

↑ 師匠の奥様とC子さんの長女(5)

f=3.5, 1/180, ISO=200, 49.45mm(35mm換算)
いずれもRICOH Caplio GX100(Jpeg)
SILKYPIX Developer Studio pro処理

メニューはコーンポタージュ、ハンバーグ。
デザートは大人はコーヒーゼリー、お子様はプリンでした。
師匠!そして奥様、とっても美味しかったです。
ごちそうさまでした(^^

2009年3月26日木曜日

奈良へは阪神なんば線 ㊦

↑ 「な・ら・ら」

RICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
f=2.4, 1/80, ISO=400, -0.3EV, Pattern
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ WBC日本2連覇の瞬間30秒前の奈良公園(^^
私は休憩所で携帯のワンセグで、その瞬間を確認しました♪

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=4.0, 1/3000,ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro
↑ モノクロはいいなぁ~(三条通)

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/2000, ISO=800
SILKYPIX Developer Studio Proでモノクロ変換

↑ 夕焼けでシルエットになったブロンズ像(JR奈良駅付近)

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=4.0, 1/8000, ISO=800
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 興福寺の軒丸瓦。後世に葺き替えられたものでしょうが、
日本史の教科書にも出てくる興福寺の銘には歴史が刻まれています。
国宝の阿修羅像興福寺創建1300年記念行事で31日から6月7日まで、
東京・上野の東京国立博物館に展示されていて、今は留守です。

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/6000, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 奈良の鹿とお地蔵さんはお似合いですね(興福寺)

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=4.0, 1/250, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 南円堂への石段沿いの幟
このレンズは逆光でもフレアハロはほとんど見られません。
その代わり、ダイナミックレンジに少々弱点があるように思います。
もっともこれは撮像素子を含むDMRの特性も絡んでいるでしょうが……

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/8000, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年3月25日水曜日

奈良へは阪神なんば線 ㊤

3月20日に開通したばかりの阪神なんば線を使って
奈良へ散歩に行きました。
行きは三宮からの直通でしたので、奈良がぐっと近づきました(^^

↑ 近鉄奈良駅
阪神なんば線直通の尼崎行き快速急行が入線しました。

RICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
f=4.5, 1/60, ISO=400
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 近鉄奈良駅前(国道369号)

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=16, 2 sec, ISO=100
SILKYPIX Developer Studio Pro

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/1000, ISO=800
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 率川神社と黄色いビートル

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/2000, ISO=800, -1.0EV
SILKYPIX Developer Studio 3.0

↑ 路地裏で見つけた人形

今回の撮影行では名玉「LEITZ SUMMILUX 80mm」の
「クセ玉」たるゆえんを試す目的もありました。
f=1.4~16までで描写が同じレンズとは思えないほど変わります。
この人形などはガラス越しで照明も悪いという過酷な環境でした。
あえて、クセの出やすい開放で撮ってみました。
予想通り、線の描写は非常にデリケートなものに仕上がっています。
発色もなだらかでいい印象を受けました。

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/500, ISO=800
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 奈良公園では桜も2分咲き程度です

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/3000, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 南円堂興福寺)で祈る女性

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=4.0, 1/125, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 南円堂(興福寺)で短冊に願いを込める女性

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=3.4, 1/125, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 蔵の格子窓(興福寺)

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=2.8, 1/3000, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 猿沢池のほとりでのんびり

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+VARIO-ELMAR-R 21~35mm
f=9.5, 1/125, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ お地蔵さん(興福寺)

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=1.4, 1/3000, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ おっと!驚いた(^^;
鹿せんべいをあげようとした少年に鹿が迫ってきました。

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+SUMMILUX 80mm
f=4.0, 1/250, ISO=200, -1.0EV
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年3月24日火曜日

米財務省のお手並み拝見

昨年のサブプライムローン、リーマンショックで沈んだ世界経済に
少しだけ明るい手がかりが見えてきました。
米政府が96兆円!を使って、官民共同で
金融機関の不良資産を買い取る方針であることを
週明けの23日、ガイトナー財務長官が発表しました。
NYSEではこの発表を好感し、ダウは前週末の終値から
497.48ドルという史上4番目となる上げ幅を記録しました。

今回のアメリカの施策はこれまでのように公的資金をバラまくのでなく
民間の投資家を巻き込んで対等の買取組織を作り、
競争入札で不良資産を買い入れようとした点がユニークです。

もちろん、不良資産ですからリスクが伴います。
そこは公的機関が保障する、という点が期待を呼んでいます。

日本もアメリカ並みのダイナミックで知的な方策を打ち出さねばなりません。
私は景気の底入れをGWと踏んでいます。
そこから見違えるようにV字形に回復に向かうというわけではなく、
1年程度の「底」続きは覚悟の上です。

写真は昨年12月8日に東京・浅草で写したおじさんです。
平年より1週間ほど早い桜だよりが各地から届き始めました。
記録的暖冬だったとはいえ、彼らは無事に年を越せましたでしょうか?

Nikon D300+18~200mm
f=7.1, 1/60, ISO=200, -1EV, 112.5mm(35mm換算), 14bit-RAW
SILKYPIX Developer Studio Professional

2009年3月23日月曜日

連日「朝まで生テレビ!」

近所に朝の5時まで開いている中華料理店があります。
ただし、開店は午後8時くらいでしょうか……場所はヒントだけ。
三宮・山手幹線の「にしむら珈琲中山手本店」の西並びです(^^

仕事の関係で帰宅はたいてい午前2時半を過ぎますので
晩酌がてら週に5回は通います。

ご主人は日本生まれながら生粋の中国人。
日本人の奥様との間に生まれた息子さんと2人で
店を切り盛りしています(定休日は月曜)。

料理の味が抜群であることもさることながら、
博覧強記の2人を交えた討論は夜明けにまで及ぶことも……
朝まで生テレビ!」さながらです。

テーマは下ネタから経済、スポーツ、政治、歴史、哲学と何でもあり。
私の「夜の学校」です。
その場で思い出せなかったことは「宿題」となり、
次に店を訪れたときに報告します。
おかげで、ずいぶんと勉強させてもらっています(笑)

↑ ある日の、その中華料理店

RICOH GR DIGITAL Ⅱ,(RAW)
f=2.4, 1/20, ISO=400 slowsyncro
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ こちらは2代目(通称・やっちゃん、やっくん)。
スポーツの知識は玄人はだし、TVゲームの達人とのウワサも(笑)

RICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
f=4.5, 1/30, ISO=800 slowsyncro
SILKYPIX Developer Studio Pro

↓ こちらがマスター。
歴史認識に一家言あり。政治にも歯に衣着せぬ「論客」です。
お客さんが途切れると円卓にしつらえた簡易ベッドでいつも寝ています(^^;
私も一度寝させてもらいました。
窮屈そうに見えて実に寝心地はいいものです……

RICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
f=2.4, 1/25, ISO=400
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年3月22日日曜日

京都・東山花灯路2009 ㊦

花灯路最終日は予報通り大雨に祟られました。

今回は3月19日にRICOH GR DIGITAL Ⅱでスナップした写真ばかりです。
すべてRAW(DNG)、マルチ測光、スポットAF。
SILKYPIX Developer Studio Proで現像しました。

「構えてから3秒以内にシャッターを押す」文字通りのスナップです。
不要なモノが写り込んでいたり、無駄な空間や傾きがあっても、
トリミングやデジタルシフトは一切しておりません。

コンパクトデジタルでは避けられない
高感度によるノイズや偽色の嵐はご容赦を……(^^;

デジタルカメラによる「花灯路」の写真は今回でおしまい。
銀塩B&Wの現像が上がって来ましたら、番外編として後日掲載

↑ 八坂神社から四条通祇園界隈を望む
f=2.4, 1/15, ISO=800
↑ 「ねねの道」に咲くツバキ
f=2.4, 1/40, ISO=1600

↑ 新京極のシャレた道標 
f=7.1, 1/30, ISO=800

↑ これ、観ようか?
f=7.1, 1/30, ISO=800
↑ 猥雑……
f=2.4, 1/10, ISO=800

↑ 大好物!
f=7.1, 1/125, ISO=1600

↑ それがどーした写真です(^^;
f=7.1, 1/320, ISO=800
↑ 錦市場ですねぇ~
f=5.0, 1/60, ISO=1600

↑ 名物のお漬物屋さん
f=2.4, 1/750, ISO=1600

↑ 子供が飛び出した!
f=4, 1/40, ISO=1600, flash

↑ 二寧坂名物「山椒ちりめん」
f=2.4, 1/30, ISO=800, flash

↑ 「八坂の塔」から下る舞妓さん
f=4, 1/10,ISO=1600, flash

↑ 新旧仲良く(三条通)
f=7.1, 1/20, ISO=800


↑ 「天空庵」さんですね?
f=2.4, 1/45, ISO=800

↑ ニ寧坂はいつもの人通り
f=2.4, 1/20, ISO=800, flash

2009年3月21日土曜日

京都・東山花灯路2009 ㊤

古都に初の訪れを告げる「京都・東山花灯路(はなとうろ)」。
明日が最終日です。さぞかし混み合うことでしょう。

清水寺、知恩院、高台寺、八坂神社の一帯はふだんでも混雑します。

道端の灯篭は午後6時半~9時半となっていますが、
実際には午後6時前から灯っています。

今年は3月14、15、19と3日間にわたって通いました。
オープニングで紹介したのは、その中の一部です。

一眼デジタルカメラやコンパクトデジタルカメラで撮影したものでも
現像していないものや、銀塩B&Wも結構あります。
B&Wは現像に10日とか平気で待たされますので
リアルタイムblog向きではないですね。
で、少し前フリをさせていただきましたm(__)m

次回の「京都・東山花灯路②」以降では
B&Wやコンデジでの作例もご紹介できると思います。
撮影範囲は四条河原町を中心に周辺に及びます。

耳寄り情報です(今さらかい)!

大阪・神戸方面から阪急電車で来られる方は、
というのをご購入下さい。
店によりますが、元町―河原町の通常片道運賃600円に対して
何と!片道390円です。
株主優待券のバラ売りだから破格なのです。
値段以外のメリットは乗車距離・曜日・時間制限がないこと。
このほか「土・休日回数券」(28.6%引き)もお勧めです。

金券ショップによっては「全線切符」を大きくPRしていません。
通常の「時差切符(正式には時差回数券)」
(平日の1000~1600改札通過、土日祝の終日のみ)
という使い勝手の悪いモノを薦めます。
思い切って尋ねてみましょう!

移動時間の速さを優先される方は
JRの「昼得切符(正式には昼間得割きっぷ)」を使って新快速でどうぞ。
三ノ宮ー京都間が片道通常1050円のところ580円ほどでしょう。
昼得切符は私鉄と競合する元町―京都間に限った設定で、
平日は1000~1700に改札をくぐればOK。
土日・祝、年末年始などは時間制限がなくなります。

ただし、JR京都駅から四条河原町や祇園、八坂神社方面にどう行くか……
タクシーが一番便利ですが古都のラッシュはものすごいです。
バスは恐ろしく混み合いますので四条河原町なら地下鉄が便利でしょう。
これも混みますよ(^^;
出来るだけ事前に調べて、手軽に京都を楽しみましょう。

これからは桜のシーズンです。
阪急「全線切符」やJR「昼得切符」で節約してリピーターになりましょう!

↑ 携帯電話 
Nikon D300+18~200mm, f=4.8, ISO=800, 93mm(35mm換算)

↑ にぎわう八坂の塔付近 
Nikon D300+18~200mm,
f=4.5, 1/20, ISO=1600, 72mm(35mm換算), slowsynchro

3月13日(金)~22日(日)まで、
京都では「京都・東山花灯路(はなとうろ)」が開催されています。
恒例行事とはいえ、3連休の終盤はかなり盛り上がるでしょう。

運良くこのblogをご覧になった方は迷わず最終日(22日)の京都へGO!
といいたいところですが、雨なのですね、、、

掲載写真の撮影モードはNikonが14bit-RAW、
Leicaはデフォルトの16bit-RAWです。

↑ 3月14日、木屋町・高瀬川沿いの某ホテル
Nikon D300+18~200mm
f=16, 0.4 sec. ISO=1600, 54mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑  3月14日、四条河原町高島屋東口
Nikon D300+18~200mm
f=8, 1/100 sec. ISO=400, 27mm(35mm換算)

↑ 「狐の嫁入り」
人力車のスピードが速く、大汗をかきました(^^;

3月14日、円山公園・神宮道
Nikon D300+18~200mm
f=8, 1/5 sec. ISO=1600, 27mm(35mm換算), slowsynchro
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月15日、東山区・上田町
和服姿のお姐さんがサマになる石畳です。

Nikon D300+18~200mm
f=4.8, 1/5 sec. ISO=1600, 93mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月14日、円山公園
何だか阪神・淡路大震災の鎮魂行事みたいな気分になりました。

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+ELMARIT 60mm Macro
f=8, 0.3 sec, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月15日、東山区八坂上町付近
人力車のお兄さん(右)がカップルを客引きしようとしているのでしょうか?

Nikon D300+18~200mm
f=3.5, 1/8 sec. ISO=3200, 27mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 「火の用心・お囃子組」 
3月14日、東山区金園町付近
わざとブラしてみましたよ(^^

Nikon D300+18~200mm
f=5, 0.6 sec. ISO=1600, 27mm(35mm換算), slowsynchro
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月15日、知恩院
Nikon D300+18~200mm,
f=7,1, 1/10 sec. ISO=3200, 27mm(35mm換算), slowsynchro
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 4月15日、知恩院
ちょうど画面の中央が池の水面になっています。
鏡のように映りこんだ景色に変化をつけるため
小石を放り投げて波紋を作り、
「風情」をデッチ上げるカメラマンもいますが、
僕は自然物は基本的にいじりません。

LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+ELMARIT 60mm Macro
f=5.6, 1 sec, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月14日、石塀小路付近
Nikon D300+18~200mm
f=5, 1/125 sec. ISO=2500, 105mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月14日、東山区若王子町付近
LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+Apo-Macro-ELMARIT 100mm
f=3.4, 1/180 sec, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 「生け花の梅」 
3月14日、円山公園
LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+Apo-Macro-ELMARIT 100mm
f=8, 0.3 sec, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↓ 「哲学の道の梅」
3月14日、哲学の道・獅子ケ谷桜谷町付近
LEICA R8+DIGITAL-MODUL-R+Apo-Macro-ELMARIT 100mm
f=8, 1/90 sec, ISO=200
SILKYPIX Developer Studio Pro

↑ 3月14日、四条河原町・阪急河原町店
Nikon D300+18~200mm
f=11, 1/80 sec. ISO=400, 202.5mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro