9日は三重・鈴鹿サーキットでPorsche 主催の
Porsche Driving Experience(PDE)がある。
冒頭に今回の講習で使う二つのコースを紹介しておく。
全長1264m、幅員10m、11ヵ所のコーナーがあるが、
今回の講習では半分ずつに分けて使った。
↓ こちらは泣く子も黙る国際レーシングサーキット(本コース)。
全長5807m、幅員10~16m、約20のコーナーがある。
世界唯一の立体交差構造なので右コーナーと左コーナーが半々で現れる。
特にホームストレッチから1コーナー~逆バンクまでの
キツい上りの攻略で上手下手が分かれる。
後半ではヘアピンからスプーン、
それに続く上りの西ストレート、130Rが勝負。
Porsche だとエントリーモデルは別にして、
ホームストレッチのストレートエンドとともに
230km/hオーバーになる高速サーキットだ。
ブレーキもABSが利くまで本気で踏むので、マシンへの負担は小さくない。
それだけに「鈴鹿フリーク」は絶えない、、、
鈴鹿前日の8日。
PDEの受け付けは午前8時~8時半。
前日の仕事を終えて三宮の自宅からだと、
混雑を見込んで午前5時半には遅くとも自宅を出なければならない。
睡眠時間は取れて3時間。
鈴鹿へ直行できる京都・山科駅前のホテルを押さえた。
↑ ホテル ブライトンシティ 京都山科にチェックイン、車を預けた
8日午後3時3分
↓ 軽く、おろしそば
8日午後7時39分
仕事が終わってハイヤーに乗ったのが9日午前0時過ぎ、、、
社の規定で、ハイヤーは京都中心部までしか送ってくれないので、
やむなく京都駅で下り、上り最終午前0時58分の電車で山科へ。
↓ 小腹が空いたのでコンビニで何か買おうとしたが、
丁度、ホテルのビルの中に「居楽屋 白木屋」があった。
山科まで来てチェーン居酒屋か、、、
東京辺りでは焼き鳥と匹敵する地位を確立しているが、、、好物♪
9日午前1時36分
山科のホテルから第二名神経由で1時間半ほどだった。
Porsche、Porsche、Porsche ……ばっかり、当たり前(^^;
黄色いのが愛車です。
黄色(Porsche ではスピードイエローと呼ぶ)は2~3台。
白とシルバーが圧倒的で、あと濃紺など個性的な色がチラホラ
9日午前8時32分
講義(座学)はこの奥、ピットビルセンターハウス2階の
VIPラウンジで行われる
午前8時33分
↓ ダッシュボードに掲げるサーキットエリアへの入場証。
全開走行後は風でどっかに飛んで行ってしまった。
事前にカメラに収めておいてよかった(^^
Porsche のオフィシャルトラックも
↓ 協賛のRECARO からはデモンストレート車
(いずれも国際レーシングコースパドック)
(左から)脇阪薫一<しげかず>選手(脇阪寿一選手の実弟)、
そして清水和夫氏という豪華な陣容
午前8時40分
清水チーフインストラクターがサーキットでのマナーを熱く語る。
速く走ることより、マナーを重んじた講義に耳を傾ける。
興味深かったのは、鈴鹿の国際コースは同じくF1が開催されている
スパ・フランコルシャン(ベルギー)と並ぶ、ドライバーのウデが試される
超難関コースといこと。
さらに、富士スピードウェイを高校とすれば、鈴鹿は大学ということだった。
タクシーに乗って運転手がヘタだと、つい注意をしてしまうとか(^^
一堂、大笑い
午前9時3分
コーナリングのエイペックスへの進入をみっちりと
午前10時36分
一様に「クリップをもっと奥に取りなさい」「コース幅を生かし切れていない」
などの注意があった
午前11時ちょうど
午前11時3分
織戸インストラクター(下)の分担
午前11時3分
午前11時43分
午後の本コース走行を前に、緊張で味は全く分からなかった(^^;
午後0時36分
フラッグの読み方や万一の際の避難方法などが説明された。
参加者は約50人だが、
ほとんどが国内A級ライセンス以上を所持していると見え、
リラックスして聴いている
午後1時8分
憧れの鈴鹿国際レーシングコース。パドック、ピットはきれいに整備され、
F1開催にふさわしい貫禄だ。
一番手前に愛車を停めてパチリ
午後2時28分
油温も120℃を超え、マシン、体ともにひと休みという体たらくである、、、
ちなみにナンバーに張られている黒い物体は「トランスポンダー」。
ラップ数やタイム、ピットインの回数などを送信・記録している
午後3時8分
すさまじいものであった。
しかし、本コース上においては事故もなく無事、
修了証を清水チーフインストラクターから手渡された。
午後6時前
「パイクのトウチ炒め」で麦酒。
午後10時42分
↓ 焼き飯も
【この日の教訓】
①コーナーにおけるエイペックス(クリッピングポイント)は奥目に取る。
ことにスプーンは二つのコーナーと意識し、
一つ目は奥目のクリップから全開で膨らんで立ち上がり、
二つ目のクリップを取りに行く。
そうしないと大きなLSDのない車は大きくトラクションロスが発生する。
②本コースにおいては、ストレートは4速、シケイン以外は3速で十分。
2速に落とすとスピードが乗らないばかりか、
シフトチェンジでタイムロスが出る。
5速には入る余地がない(GT2やturboは知らない)。
ダンロップでは視界が開けてきたら3速から4速にシフトアップ、
全開でからのブレーキングアンダーで
ボディーを右に曲げてデグ1(デグナーの一つ目)の右縁石を踏む。
③デグ1は一旦3速に落とし、ブレーキングによる荷重変化で
右縁石をかすめれば十分。
デグ2(立体交差の直前)はセオリー通りに攻めないと、
後に続く110Rへの入りがヘアピンアタックにも響いてくる。
デグ2~110Rは2速から、一瞬4速に入る。
そしてヒ-ル&トゥで3速でヘアピン。
ヘアピンからスプーンプローチまでは4速に上げ全開。
④130Rの入り口では普通でも4速いっぱい、速い人なら5速に入る。
「魔のコーナー」とも呼ばれるが、恐れすぎてもダメ。
西ストレートエンドの100mポストからヒール&トゥで3~4速に落として、
左縁石を踏む感覚で道幅をいっぱいに使えばクリアできる。
⑤最後のシケイン(カシオトライアングル)は2速。
ドライなら右、左と縁石に乗り上げてよし。
ステアリングの動きは最小限に。回さず「押す」。
⑥最後は精神論。サーキットでは恐ろしく体を消耗する。
心身ともに普段から鍛えておかないと、
いくらテクニックや車がよくても勝てない。
サーキット走行が「モータースポーツ」のカテゴリーに入るのは、
そういうことだと思う。
とにかく、Porsche のブレーキは「宇宙一」(清水和夫氏)。
全開で攻めるとABSが介入、
PSMをONにしていてもリアは少々流れる。
しかし、転覆したり、大きくコースアウトすることは稀だと思う。
むしろ、アクセル、ブレーキともに踏み足りないのが、
私を含めたアマチュアドライバーではないか。
次回は路面状況さえよければ、上記の反省を基に思い切り踏もう。
次のアタックタイムははっきり言って2分30秒!
機材は鈴鹿サーキット内ではNikon D300+18~200mm、14bit-RAW
SILKYPIX Developer Studio Pro
IDカードと車両入場証は
RICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro
Certificate(修了証)はEPSON GT-X900(Jpegの48bit、72dpiでscan)
SILKYPIX Developer Studio Proで修正
その他はRICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro
0 件のコメント:
コメントを投稿