2009年7月9日木曜日

鈴鹿でほぼ(^^;完全燃焼、、、

9日は三重・鈴鹿サーキットでPorsche 主催の
Porsche Driving Experience(PDE)がある。

冒頭に今回の講習で使う二つのコースを紹介しておく。

↑ 上が基礎テクニックの訓練に使われることの多い「南コース」。
全長1264m、幅員10m、11ヵ所のコーナーがあるが、
今回の講習では半分ずつに分けて使った。

↓ こちらは泣く子も黙る国際レーシングサーキット(本コース)。
全長5807m、幅員10~16m、約20のコーナーがある。
世界唯一の立体交差構造なので右コーナーと左コーナーが半々で現れる。

特にホームストレッチから1コーナー~逆バンクまでの
キツい上りの攻略で上手下手が分かれる。

後半ではヘアピンからスプーン、
それに続く上りの西ストレート、130Rが勝負。
Porsche だとエントリーモデルは別にして、
ホームストレッチのストレートエンドとともに
230km/hオーバーになる高速サーキットだ。
ブレーキもABSが利くまで本気で踏むので、マシンへの負担は小さくない。

それだけに「鈴鹿フリーク」は絶えない、、、

鈴鹿前日の8日。

PDEの受け付けは午前8時~8時半。
前日の仕事を終えて三宮の自宅からだと、
混雑を見込んで午前5時半には遅くとも自宅を出なければならない。
睡眠時間は取れて3時間。

鈴鹿へ直行できる京都・山科駅前のホテルを押さえた。

↑ ホテル ブライトンシティ 京都山科にチェックイン、車を預けた
8日午後3時3分

↑ 朝食代わりにJR山科駅の駅蕎麦「麺屋」
↓ 軽く、おろしそば
8日午後3時8分

↑ 夕食は社員食堂で純和食「野菜の煮付け定食」を
8日午後7時39分

仕事が終わってハイヤーに乗ったのが9日午前0時過ぎ、、、
社の規定で、ハイヤーは京都中心部までしか送ってくれないので、
やむなく京都駅で下り、上り最終午前0時58分の電車で山科へ。

↓ 小腹が空いたのでコンビニで何か買おうとしたが、
丁度、ホテルのビルの中に「居楽屋 白木屋」があった。
山科まで来てチェーン居酒屋か、、、



↑ 「焼トン」。関西ではまだ普及途上の食べ物だ。
東京辺りでは焼き鳥と匹敵する地位を確立しているが、、、好物♪
9日午前1時36分

↑ やってきました!鈴鹿サーキット。
山科のホテルから第二名神経由で1時間半ほどだった。
Porsche、Porsche、Porsche ……ばっかり、当たり前(^^;
黄色いのが愛車です。
黄色(Porsche ではスピードイエローと呼ぶ)は2~3台。
白とシルバーが圧倒的で、あと濃紺など個性的な色がチラホラ
9日午前8時32分

↑ 受付風景。
講義(座学)はこの奥、ピットビルセンターハウス2階の
VIPラウンジで行われる
午前8時33分

↑ 胸に着けるIDカード
↓ ダッシュボードに掲げるサーキットエリアへの入場証。
全開走行後は風でどっかに飛んで行ってしまった。
事前にカメラに収めておいてよかった(^^


↑ 車の思わぬ不調に備え、メカニックを乗せた
Porsche のオフィシャルトラックも
↓ 協賛のRECARO からはデモンストレート車
(いずれも国際レーシングコースパドック)


↑ 講習開始を前に、インストラクターの自己紹介。
そして清水和夫氏という豪華な陣容
午前8時40分

↑ 屈指のドライバー兼理論派カージャーナリスト兼カリスマ、
清水チーフインストラクターがサーキットでのマナーを熱く語る。
速く走ることより、マナーを重んじた講義に耳を傾ける。

興味深かったのは、鈴鹿の国際コースは同じくF1が開催されている
スパ・フランコルシャン(ベルギー)と並ぶ、ドライバーのウデが試される
超難関コースといこと。
さらに、富士スピードウェイを高校とすれば、鈴鹿は大学ということだった。

タクシーに乗って運転手がヘタだと、つい注意をしてしまうとか(^^
一堂、大笑い
午前9時3分

↑ まずは隣接のミニコース(南コース)でドライビングポジションや
コーナリングのエイペックスへの進入をみっちりと
午前10時36分

↑ 講評に当たる影山正美インストラクター(左)
一様に「クリップをもっと奥に取りなさい」「コース幅を生かし切れていない」
などの注意があった
午前11時ちょうど

↑ 受講者の走りを影山インストラクターの目が射抜く
午前11時3分

↑↓ 細かなテクニック上の注意点は谷口インストラクター(上)と
織戸インストラクター(下)の分担
午前11時3分

↑ 南コースピットレーンでの愛車
午前11時43分

↑ 一見、豪華そうに見える弁当が支給されたが、
午後の本コース走行を前に、緊張で味は全く分からなかった(^^;
午後0時36分

↑ 本コース走行前に、
フラッグの読み方や万一の際の避難方法などが説明された。
参加者は約50人だが、
ほとんどが国内A級ライセンス以上を所持していると見え、
リラックスして聴いている
午後1時8分

↑ 来ました!
憧れの鈴鹿国際レーシングコース。パドック、ピットはきれいに整備され、
F1開催にふさわしい貫禄だ。
一番手前に愛車を停めてパチリ
午後2時28分

↑ まだフリー走行真っ只中というのに、へとへと、、、
油温も120℃を超え、マシン、体ともにひと休みという体たらくである、、、
ちなみにナンバーに張られている黒い物体は「トランスポンダー」。
ラップ数やタイム、ピットインの回数などを送信・記録している
午後3時8分

↑ タイヤはかなりぼろぼろ、全開時の燃費は2~3km/l という
すさまじいものであった。

しかし、本コース上においては事故もなく無事、
修了証を清水チーフインストラクターから手渡された。
午後6時前

↑ 三宮に着くと無性に腹が空いたので「瑞麟」で
「パイクのトウチ炒め」で麦酒。
午後10時42分
↓ 焼き飯も
10日午前2時23分
久しぶりのF1公式レーシングサーキット。
アドレナリンは100%放出した。

【この日の教訓】

①コーナーにおけるエイペックス(クリッピングポイント)は奥目に取る。
ことにスプーンは二つのコーナーと意識し、
一つ目は奥目のクリップから全開で膨らんで立ち上がり、
二つ目のクリップを取りに行く。
そうしないと大きなLSDのない車は大きくトラクションロスが発生する。

②本コースにおいては、ストレートは4速、シケイン以外は3速で十分。
2速に落とすとスピードが乗らないばかりか、
シフトチェンジでタイムロスが出る。
5速には入る余地がない(GT2やturboは知らない)。
ダンロップでは視界が開けてきたら3速から4速にシフトアップ、
全開でからのブレーキングアンダーで
ボディーを右に曲げてデグ1(デグナーの一つ目)の右縁石を踏む。

③デグ1は一旦3速に落とし、ブレーキングによる荷重変化で
右縁石をかすめれば十分。
デグ2(立体交差の直前)はセオリー通りに攻めないと、
後に続く110Rへの入りがヘアピンアタックにも響いてくる。
デグ2~110Rは2速から、一瞬4速に入る。
そしてヒ-ル&トゥで3速でヘアピン。
ヘアピンからスプーンプローチまでは4速に上げ全開。

④130Rの入り口では普通でも4速いっぱい、速い人なら5速に入る。
「魔のコーナー」とも呼ばれるが、恐れすぎてもダメ。
西ストレートエンドの100mポストからヒール&トゥで3~4速に落として、
左縁石を踏む感覚で道幅をいっぱいに使えばクリアできる。

⑤最後のシケイン(カシオトライアングル)は2速。
ドライなら右、左と縁石に乗り上げてよし。
ステアリングの動きは最小限に。回さず「押す」。

⑥最後は精神論。サーキットでは恐ろしく体を消耗する。
心身ともに普段から鍛えておかないと、
いくらテクニックや車がよくても勝てない。
サーキット走行が「モータースポーツ」のカテゴリーに入るのは、
そういうことだと思う。

とにかく、Porsche のブレーキは「宇宙一」(清水和夫氏)。
全開で攻めるとABSが介入、
PSMをONにしていてもリアは少々流れる。
しかし、転覆したり、大きくコースアウトすることは稀だと思う。

むしろ、アクセル、ブレーキともに踏み足りないのが、
私を含めたアマチュアドライバーではないか。

次回は路面状況さえよければ、上記の反省を基に思い切り踏もう。

次のアタックタイムははっきり言って2分30秒!

機材は鈴鹿サーキット内ではNikon D300+18~200mm、14bit-RAW
SILKYPIX Developer Studio Pro

IDカードと車両入場証は
RICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro

Certificate(修了証)はEPSON GT-X900(Jpegの48bit、72dpiでscan)
SILKYPIX Developer Studio Proで修正

その他はRICOH GR DIGITAL Ⅱ(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro

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