2009年5月31日日曜日

昨日はマトモに食べました

旧暦で言えば皐月(さつき)の5月も今日で終わり。
空模様は不安定ながら、食欲だけは日々亢進……

早めに大阪に出たので、久しぶりに讃岐うどんを食べた。
三宮のセンタープラザも真っ青の、
怪しげな店(失礼)がひしめく魔窟・大阪駅前ビルの地下街。
発祥が闇市なので、その名残か。

手打うどんの店 たかはた」という看板が目に入った。
ぶっかけうどん+かやく飯でワンコイン、500円である。

↑ これが、ぶっかけうどん+かやく飯のセット500円。
f=2.5, 1/60, ISO=200, =0.3EV, Center, 28mm(35mm換算)

四国に長らく住んでいたので、讃岐うどんには少しウルサい。
麺のコシは合格。ただ、もう少し塩を入れて打ってほしかった。
この季節、塩をやや多い目に練り込むことで小麦の香りが増す。

一番残念だったのは、ぶっかけうどんの脇役でありながら、
実は絶対に手を抜いてはいけない生醤油の力が弱かった。

個人的には和歌山の湯浅辺りの生醤油が好みなのだが、
讃岐うどんなら小豆島のマルキン(特にデラックス)があれば、、、

玉子も今ひとつだった。コクがない。
能書きの多い銘柄モノは要らないが、
せめてもう少し卵黄の濃いモノがあればなぁ、、、

大阪駅前ビルには「はがくれ」という超名店がある。
「はがくれ」を追い越せ、とは言わない。
「たかはた」の主人が気に入ったモノを出せばよい。
が、「はがくれ」の独走を阻む店がもっと現れてもいい。

↑ 4時間後には社員食堂での水炊き
味は論評に値しないが、水炊きは好物なので選んだ
f=4.1, 1/13, ISO=100, 0.0EV, Center, 28mm(35mm換算)

↑ この1ヶ月ほど、社員食堂では納豆を付けることにしている。
食事はタダだが、50円で納豆を追加できる。

私は東京・新宿生まれ。
子供のときから朝の食卓に納豆がない日はなかった。
大好物の一つと言っていい。

旨い、マズい以前に、昭和30年代の貧乏な我が家において、
安くて滋養ある副菜であったのだろう。

納豆ダイエットは怪しげな結末に終わったが、
体に良いから常食しているわけではない。
単に好きだから食べるのである。
f=2.5, 1/6, ISO=100, 0.0EV, Center, 28mm(35mm換算)

写真はすべてRICOH Caplio GX100(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年5月30日土曜日

今日の晩酌のアテ「水餃子」

週にヘタをすると5日は寄る「瑞麟」。
仕事を終え、ハイヤーで三宮に帰ってきたのが午前3時前だった。

私にとって晩酌の時間である。
今日は久しぶりに水餃子を注文した。

客の顔を見て作り上げる水餃子は少々(と言っても10分)かかる。
オヤジはいつものように円卓にこしらえた
「簡易ベッド」で眠りこけている。

息子のやっくんが作ってくれた。
キャベツと白菜、ニラのみじん切り、それに豚ミンチ、
調味料は塩、醤油、化学調味料であろうか、、、
ニンニクは入れていない。

絶品である。

酢醤油に少し浸して食する。具材と調味料が混然一体。
「こんな旨い水餃子を深夜に食べていいのだろうか?」という
罪悪感さえ募る思いである(大げさ(^^;

やっくんいわく、、、
オヤジさんが修行時代には、まかないで1人200個は食べさせさせられる
「餃子の日」というのがあったらしい。

ノドにつかえるまで食べても容赦ない。
「もっと食え」と命令される。
その場合、生のニンニクをかじって唾液を出して食欲を取り戻し、
さらに詰め込んだという。こうなると地獄に思える。

中国本土において、基本的に餃子は水餃子であるし、
ニンニクは入っていない
(台湾などでは焼き餃子もあればニンニク入りもある)。

そもそも、日本人に親しみのある焼き餃子は残り物だったという。
茹でた水餃子を大量に貰って残った場合、茹で直してもダメ。
では焼いてみよう、というのが始まりだったという。

また、水餃子を大量に作る際、皮をきちんと閉じないと、
湯の中で餃子が崩壊して悲惨な状況となる。
だから、日本で皮をゆるく締めても成り立つ焼き餃子が浸透した……

いずれにしても、中国の食の歴史は深過ぎる。
いや、日本食の貧しさを痛感させられる話ではある。

その片鱗を深夜、
または明け方の三宮で食べられるのは幸せなことなのだろう。

写真は5月30日午前3時26分
RICOH Caplio GX100(RAW)
f=2.7, 1/40, ISO=200, -0.3EV, Center, 28mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年5月29日金曜日

新型インフルにマスクは効果疑問

昨日の京都行でリフレッシュしたと思いきや、
今日からは3連チャン勤務。

わが部署において4日連続勤務はまずない。
精神的に集中できるのはせいぜい3日が関の山だ。

しかも、運の悪い?ことに
3連チャン明けの月曜から連休が付いている。

1000円高速、使えんやんか!(^^;

まあ、こういうこともある。

夏休みの申請が既に始まっている。
連続10日の休み。

ありがたいが、ボケまっせ……

この夏は珍しく海外には出ず、日本国内を満喫しようと考えている。
もちろん、相棒はPorsche 911 Carrera になるのであろう。

話変わって、新型の豚インフルエンザ。
ひとまず終息しつつあるという。
まだ、街ではマスクをした通行人を見かける、、、

市販の廉価なマスクに、ウイルスをシャットアウトする力がある
と過信してはいけない。
「濃厚接触」において、若干の効果がある程度と考えた方がいい。

医療用の「N95」マスクは別だが、
高価だし長時間呼吸ができないほどフィルターのきめが細かい。
医師でも、手術やよほどの場合にしか着用はしない。

ただし、自分に咳、発熱など、
新型インフルエンザの自覚症状があれば別。

日本以外の国、特に欧米では、マスクをしている人は
「私は病気にかかっています。近寄らないで下さい」
という意思表示になる。

感染者と思われたくないならマスクは外してほしい。

念入りな手洗いと、免疫力を高める食生活・精神状況にあれば、
感染・発症することは稀だ。

繰り返しになるが、新型インフルエンザウイルスは
空気中を漂っているわけではない。
空気感染は基本的に考えなくていい。
発症者の咳などによる飛沫感染接触感染が一番怖いのである。

2009年5月28日木曜日

曇り新緑嵐山の前触れ

前回投稿のような次第で湖東への撮影行は延期となった。

手元にはJR大阪ー京都の昼得きっぷと、
阪急株主優待全線切符が残っている。
鉄道会社の窓口で買うのが嫌になるほど格安の切符である。
しかも期限がそれぞれ6月3日、5月末と迫っている。

「下見」という口実で午後2時38分の新快速に乗って京都に赴いた。

三ノ宮ー京都は新快速で50分ほど。
腹ペコだ。
撮影行は機材の重さに加え歩きに歩くので、存外体力を使う。
カロリー補給しないとバテる。

いつもお世話になっているJR京都駅2階コンコースの
麺工房 門左衛門 麺.串.」で「てんそ(かき揚げ天ぷらそば)」。

↑ 京都は関西屈指の観光地。
「天ぷらそば」と気軽に頼んで、
このような丼の底まで見通せる薄いツユが出てくると、
東日本からの観光客は驚くだろうな ♪
塩分はこちらの方が高いのだが……
f=2.4, 1/69, ISO=400, -0.3EV, Center

↑ 28系統の市バスでJR京都駅から嵐山公園へ。
京都・嵐山地区を訪れて
この桂川(大堰川)に架かる「渡月橋」を見ずに帰る人はいない。
私は十数年ぶりだ、、、
f=5.6, 1/320, ISO=300, -0.3EV, Center

近づく夕暮れ、とりあえず賑やかそうな四条大宮にバスで向かった。
夕景・夜景を適当に撮影し、雨も本降りになった。
そのまま阪急四条大宮駅から快速急行に乗り込み、十三(じゅうそう)乗換えで
三宮に着いたのは午後9時ころだったか。

久しぶりに機材を担いでウオーキングしたので、やたら腹が空いた。
無理もない。京都駅の立ち食い蕎麦一杯しか食べてないのだから……

途中、大阪焼き肉の聖地の一つ、十三に誘惑も感じたが、ここは我慢。
帰心矢の如しである。

で、三宮における私の食生活の3分の1近くを依存している「瑞麟」へ。
まだ、時間が早いせいか、オヤジも、やっくんも私服姿だ。

とりあえずビールを注文してノドを潤しながら、
朝まで生テレビ!」モードの論争に入りかけた。

オヤジが一所懸命、小さめのハンドボールほどの
丸い粉モンを練っている。
なるほど。今日の「瑞麟」のまかないは手製のピザなのであった。

↑ 私はその間、同店名物の「パイクの素揚げ」(1300円)をしがんでいた。
「しがむ」というのは、骨付きの豚肉のあばらをギシギシと
最後は骨だけになるまで味わって食べる。
肉は骨のそばが一番旨いというが、それを実体験できる料理。
多くのお客さんが注文している。
f=3.5, 1/4, ISO=400, -0.3EV. Center

↑ できました!まかないのピザ。
「またどうせ撮るんやろ?」とオヤジがカウンターの上に上げてくれた(^^
f=3.5, 1/80, ISO=400, -0.3EV, Center, flash

↑ そのピザのアップ。
味は形容し切れない。生地がとにかく旨い。オヤジに聞くと
「夏場はイースト菌が発酵しやすいので1時間ちょい。
今日は雨模様なので少し寝かしを短縮した」。

中華の達人ならぬ、イタリアンのプロの言葉である。

「いっそ、ピザ屋にでも改装してまおうか?」とオヤジ。
冗談ではなく、イケるかもしれない(^^

三宮において、私の推す、ピザを得意とする店はまだ5軒しかない。

番外-----「瑞麟」のまかないピザ ♪

ほかにもあるが、現時点では5店に絞らせていただいた。
選外の店には恐縮である。
丸数字はランキングである。

三宮は大都市といいながら、
経営者同士、客同士のつながりが密接にある。
例えば、上記の①と③はノウハウを共有している。

↑ 自分で作ったモノを自分で食べる。
試食ではない。れっきとした夕食である。
この「食の原点」をオヤジはかたくなに守る。

プロだから料理を作れるのは当たり前などというなかれ。
このオヤジにかかると、ジャンルという区分け自体が、
実にあやふやな存在になってくる、、、

オヤジは「好き嫌いはない」と豪語する。
半面、旨うなかったら話にならんで~、とクギを刺すのを忘れない。

同感だ。

日本において、手に入らない食材はないと言ってもいい。
「好き嫌い」でなく「旨いか旨くないか」。
そこで線引きしていくのは道理にかなっている。

今日のまかないピザには、頂き物のタイ本場のスパイスが付いていた。
タイは私自身4回は行っている。
「CHILLI PASTE」なる成分表を読むと、
「chilli、sweet basil leaves、Parm oil、salt」などと記されている。

最初はナンプラー系の発酵調味料かと思ったが、
実にホットで、ヤシ油独特の舌にへばりつくような濃厚さがある。
バジルの葉が入っているせいか、ピザに良く合う調味料だ。

調理歴半世紀にならんという
オヤジの決まり文句で今日は締めておこう。

「私は旨かったらええんです。まずいモノはタダでもいらん。
本当に旨いモノに到達するため、
色々な調味料や食材を組み合わせます。
すべて『実験』なんです。ただ、それも基礎があってのこと」

異議の申立てようがない……

★京都・嵐山と四条大宮のB&Wについては
ラボから現像が上がってき次第、UPしていく。
今回は初めて使うILFORD DELTA 400 Professionalという
作例もある(機材はR9+AME)。

鶴橋のFOMAPANテストについては作例は上げ終わった。
コメントは後日ということで。

★長崎行のUPが大幅に遅れている。
徐々にスピードアップていくので、お見捨てなきよう
よろしくお願い申し上げますm(__)m

荒天につき湖東行きは延期

今日は滋賀県長浜市にOBのTさんと撮影行の予定であった。
が、予報によると天候が芳しくない。

雨も風情、とカメラマンとしては思うものの、
水滴が大敵のカメラを後生大事にかばいながら、というのも気後れする。

Tさんと相談の結果、長浜行は延期することにした。
私は阪急電車の株主優待切符の期限が迫っているので、
とりあえず京都・嵐山の新緑でも眺めに行こうと考えている。

ともかく早起きは避けられたので、
仕事帰りに、日付が変わってから晩酌に「瑞麟」に寄った。
やっくんの焼飯は日々、成長を遂げている(^^

↑ 「瑞麟」2代目の、やっくんが焼いた焼飯。
ますます腕、上げはったなあ~。

ビールはこの半年ほど前から
KIRINの「一番搾り」から「ラガー」に変わっている。
「一番搾り」は旨いのだが、後味が甘い。
女性客には基本的に「一番搾り」が出される。
オヤジにアピールして、ラガーを入れてもらったのだ。

クラシックラガー」はさすがの酒呑みの私も苦味が残る、、、
「冷蔵庫が狭い」と言うので、
いずれ「一番搾り」に座を奪い返されるのかもしれない(^^;

RICOH Caplio GX100(RAW)
f=2.5,1/30, ISO=200, -0.3EV, Center, 24mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年5月27日水曜日

明日は湖東・長浜に撮影行

明日、28日はかねてOBのTさんと打ち合わせていた
滋賀県長浜市への撮影行である。

機材が決まらない、、、
いっそLEICA MP(Summicron50mm+M-HEXANON28mm)と
LEICA R9(21~35mmズーム+AME)+Motordriveで
銀塩勝負に打って出るのも面白い。

サブカメラはRICOH GR DIGITAL Ⅱで決まりかな?

愛車、5000km到達

今日、愛車・Porsche 911 Carrera (997後期)が
総走行距離5000kmに達した。
4月4日の納車から54日目である。
1日平均92.6km走ったことになる、、、
1000円高速もずいぶん走ったが、かなりのハイペースと言えよう。

↑ 今日は諸般の事情により愛車で出勤した。
自家用車での通勤は禁じられているが、
「諸般の事情」があったのである(^^;

ドラコン(ハイパーリンクはBMWのもの)の「7.8km/l」は燃費である。

帰りのハイヤーをキャンセル、高速には乗らず2号線で帰宅した。
阪神高速を素っ飛ばしても40分はかかる。
下の道でもジャスト1時間だった。
高速料金1200円で節約できるのは、わずか20分、、、

ちょうど、阪神・野田駅のガードをくぐるところでオドメーター
5000kmを告げた。路肩に車を止めパチリ。
RICOH Caplio GX100(RAW)、午前2時6分。
f-2.5, 0.5sec, ISO=200, -0.3EV, Center, 24mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

阪神間の一般国道は少し変わっている。
海沿いの43号線は道幅が上を走る阪神高速3号神戸線より広く、
場所によっては片側5車線ほどもあるのに制限速度は40km/h。
対して、街中を通る2号線は片側2車線なのに50km/h。

43で数年前に白黒に止められたことがある。
ロックオンは78km/hであった。38km/hオーバー。
BMWのM3(E46)に乗っていたころの話。一発免停の速度だ。

43は尼崎の大気汚染訴訟の関係で道幅に関係なく、ビシビシ取り締まる。
オービスも多い。

交通警察官と2時間半に及ぶ議論の末、「無罪放免」となった。
別に無理を言ったつもりはない。道理を尽くしたつもりである。

指定速度を杓子定規に当てはめる警察官と、
43が40km/hに制限された経緯で論争を挑んだ。
追尾の仕方も実に陰湿なもので、
警察の取り締まり内規(非公開)では認められていない。

アジテーションのつもりではないが、交通違反で取り締まられたとき、
警察官の言いなりになってはいけない。
ばっくれるのは最低だが、理を尽くして話し合おう。

伊勢道で停められたときは警察官1人しか乗っていない
高速交通機動隊の白黒だった。

1人の司法警察職員による交通違反検挙はだめ~
最低2人での乗車が義務付けられているはずだ。

それでも不満なら、キップにサインはせず、
公判請求を申し立てて堂々と闘えばよい。
ただし、オービスの検知誤差など、ごく一部の例外を除いて
無罪になることはまずない。
ただ、手間暇を別にすれば罰金額はキップの反則金と大差ない。

交通警察官は調書を巻く時間が惜しいので、
「ご主人、サインしてもらえば済むんですがねぇ……」と
猫なで声を出すが、確固たる信念があるなら従う義務はない。

彼らにの取締りには「ノルマ」がある
(歴代国家公安委員長は国会において絶対に認めない)。

まだ見ぬ未来の交通違反による反則金・罰金の「収入」を想定して
翌年度の信号や交通標識、歩道橋
などの設置などが予算化されている。

この一点をもって、
交通違反の取り締まりにノルマがないはずはないのである。
「最近、取締りが少なくなったな~」と思うのは
「ノルマ」を達成したからに他ならない。

私は某県警の内部文書たる「内規」を読んで愕然とした。

ある県警の内規では駐車違反について、
概略、次のような記述がある。

駐車違反の現認→マイクでナンバーを複数回放送→
さらに20分以上経ってもドライバーが現れなければアウト。
ミニパトでもスピーカーを備えている理由の一つはここなのである。

ところが実情はどうだろう?
ほんの数分の駐車。無言でキップを切られている。
駐車違反はもちろん悪いが、交通行政においては
明らかに内規違反で、不起訴になる確率がゼロではない。

ただ、道交法違反で略式起訴されると逃げられない。
略式起訴に無罪はないからだ。
この場合も副検事の下す罰金額は交通反則切符の額と大差ない。
決して熱くならず、冷静に論争を挑むことは良いことだ。

ついでにもう一つ。
身障者は標章を交付されれば駐車違反とは無縁だ。
しかし、障害のある家族の送迎と称して、健常者が運転していても、
この「フリーパス」は事実上、使い放題。

本当に困っている人と、
法規を逆手にとってデカい顔をしているヤツがいる。
警察の皆さん。個別の事情をじっくり吟味して取り締まって欲しい。

今、民間委託方式で駐禁取り締まりに躍起になっているが、
書類が所轄署から
都道府警本部の交通部に上がってデータベース化する前に
ヤクザやワケありの人は抹消されている。
委託員はそんなことも露知らず、汗をぬぐいながら写真を撮り、
ステッカーを張っている。

委託員から上がって来た報告書と
実際の検挙数に1件でも狂いがあれば大問題だ。
公文書の開示請求でもしてみようかな(^^

余談が続いて申し訳ない。
先日、拙宅のマンション駐車場からの順路を塞ぐように
真っ赤なBMWが停めてあった。
車が出せないし、急いでいたので110番した。すると、、、

近くのマンションからうら若き女性が
携帯片手に「すみません~」と出て来た。
なんと、この女性は警察から携帯に連絡を受けて、
車を移動できたのであった。
何で、警察が個人の携帯番号を知ってるの?
一般ピープルだったら、即アウトでしょ?
何らかの「特権」を持つ人間に違いない。
アジア系外国人だったので、公安と通じているのか、、、

摩訶不思議な世の中ですな、、、

また、思いついたのでついでに。
車に一切乗らないペーパードライバーに
ゴールド免許を与え続けるのは如何なものか?
ことに外資系の保険では「ゴールド免許」と申告するだけで
保険料率を下げるサービスが受けている。

しかし、日ごろ運転してないドライバーが公道では一番危ない。
次に危ないのは、運転に慣れてきたころ。
私は原則として指定速度を守る(流れに乗る)主義だが、
足回りの怪しげな軽四のミニバンが猛スピードで追い抜いていく。
彼らは自分の車の限界性能をどこまでご存知なのだろうか?

後期高齢者(75歳以上)の免許更新にも異論は多い。
逆走の例がすべてとは思わないが、
厳しい実地試験を義務付けるべきと思う。

ともあれ、愛車も真価を発揮する
8000km(M.K氏談)に近づいてきた。
これからがPorsche 911 Carrera の
美味しいところが出てくる段階に入ってきた。
存分に味わおうと思う。

写真はRICOH Caplio GX100(RAW)
f=2.5, 0.5sec, ISO=200, Center, 24mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年5月26日火曜日

新型インフルエンザ、終息へ

銀行と区役所に用事があったので、
久しぶりに三宮の繁華街(呑み屋街ではなく商業地)に出かけた。

兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)の生徒が
国内初の新型の豚インフルエンザ感染者としてが確認されたのが
16日。今日で10日目。感染者数はほぼ頭打ちとなり、
一部では「終息」という言葉も聞かれ始めた。

「神戸・大阪が新型インフルエンザの蔓延地域」
という表現は何とかならないものか、、、

感染者の出た神戸高校、兵庫高校
神戸市内の公立高では屈指の進学校。もう一つの雄は長田高校である。
同校では感染者は確認されていない、、、

↑ 「頑張れ神戸!!」。
こんなフレーズは14年前の阪神大震災のとき以来ではないか、、、
今回のインフル禍では、神戸の繁華街の飲食店が膨大な被害を蒙った。
閉店・倒産した店も十指に余ると聞く。
この飲食店「sef」の看板の文句がそんな危機感を物語る。

「今、神戸は新型インフルエンザの影響で暗いムードに包まれています。
皆さん!! こんな時だからこそ、元気を出しましょう!! 
今、セフでは、パスタをご注文いただいたお客様全員に、
ワンドリンクのサービスを実施中です。
皆で力を合わせて明るく元気な神戸を取り戻しましょう!! 
スタッフ一同」

いやあ、中々に商魂たくましいキャッチではある……
5月25日午後3時24分、三宮・センター街の一つ海側
f=3.6, 1/200, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

↑ 5月25日午後3時7分、
三宮・随一のアーケード、神戸・三宮センター街
昼下がりにしてはTVで見るより、人はたくさん歩いている。
マスクをしている人は5人、いや1o人に1人くらいか、、、少なくなった
f=3.5, 1/60, ISO=80, Pattern, 露出補正なし, 50mm(35mm換算)

↑ 毎日放送(MBS)の中継車が乗り付けていた。
「何の取材ですか?」。職業柄、つい聞いてしまう。
「インフルエンザ、その後、みたいな感じです」とクルー。
なかなかフットワークの良い取材だ。
「今日、夕方の『ちちんぷいぷい』ですか?」
「いや、『VOiCE』で流すんです」
中継車を出すということはライブに違いない。しかし見逃した……

ちなみに「ちちんぷいぷい」の優秀なるコメンテーター
同局の元社会部デスク・石田英司氏は大学の同級生(交流なし(^^;
数年前、同窓生名簿をたぐって年賀状を書いたが、
転居していたらしく「宛先不明」で帰ってきた(^^;

石田はん、今度は茶屋町に押しかけるので、頼むで!
同日午後3時22分、
f=4.6, 1/800, ISO=100, -o.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

↑ てなことで、JR東西線経由松井山手行きの各駅停車で
大阪・中之島の会社に「嫌々」出向いた(^^;
仕事はメシの次に好きだが、会社組織は嫌いだ(^^;

小腹が空いたので、いつもの店でかけそば一杯220円。
関西には「駅そば」という文化があまり浸透していない
(店はたくさんあるんですよ。7割がたは「うどん」をオーダーする)。
残念だ。この店も、とある地下街の店である。
関東の方々へ。関西の蕎麦のツユは薄いですねぇ~(^^
f=3.6, 1/30, ISO=200, -0.3EV, Center, 24mm(35mm換算)

写真はいずれもRICOH Caplio GX100(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年5月25日月曜日

食うぞ!食うぞ!

加古川かつめし第2弾の「取材」を終え、
ブログの更新をチャチャッと済ませると、小腹が空いてきた。
というより、ノドが乾いてきた。

いつもの「瑞麟」に出向き、ビールと八宝菜
揚げ物が野菜で帳消しになるなんぞ考えてもいないが、
「食べたいモノは体が欲している」という言い伝えもある。

↑ 「瑞麟」の絶品、八宝菜900円。やっくんが料ってくれた。
白菜、ピーマン、タケノコ、エビ、イカ、豚、、、
ホンマに「八宝」あるんかいな?
オヤジいわく、「中国では『ようけあることを八で表す』」。

同店の2代目・やっくん(36)は独身。生来の出不精のようだ。
次回の「加古川かつめし第3弾」には無理やり同行させよう(^^
f=2.9, 1/15, ISO=200, -0.3EV, Center, 24mm(35mm換算)

↑ さらに拙宅から徒歩5秒の隠れた名店「KITANO SCANDAL」へ。
まだ小腹が空いている。マスターの足立さんに特製ピザを所望した。
純然たるバーではあるが、この店のピザは
メークイン、山芋、茄子、シイタケ、エリンギ、シメジ、生ハム、、、と
野菜をふんだんに使っているのが特徴だ。
もちろん手作りだ。飲み物はカンパリソーダ
f=3.5, 0.5sec, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 50mm(35mm換算)

↑ 何も言わなくても野菜スティックが、、、
セロリ、大根、ニンジン、キュウリ、、、マヨネーズと黒ゴマ、塩で。
f=2.5, 1sec, ISO=200, 露出補正なし, Pattern,  24mm(35mm換算)

↑ 客の健康まで気遣ってくれる、心の底から優しいマスター。
彼は人生を左右する大きな事故に遭って九死に一生を得た、
小説より奇なる体験の持ち主だ。
その話はいずれ機会があれば……
f=9.1, 1sec, ISO=200, +1.0EV, Pattern, 24mm(35mm換算), Slow synchro

写真はいずれもRICOH Caplio GX100(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro

★だから休みには金を使って困るって言ったでしょ!

2009年5月24日日曜日

加古川カツめし「シャルール」

前投稿で「1000円高速を走る」と高らかに宣言したものの
疲労のため実現しなかった(^^;

その代わり「加古川かつめし」第2弾として、
加古川市加古川町の「プチレスト シャルール」に行って来た。
第1弾の「ラッキー食堂」については5月10日分の投稿ご参照。

工事中で車線規制されている阪神高速は使わず、
須磨ICから第二神明に乗り、加古川バイパスを吹っ飛ばした。
加古川ICから数分とほど近いので大変便利だ。
1000円高速が果たせなかった代わりに、
第二神明・加古川バイパスではしばしばレッドゾーンまで踏んだ。

と言っても、車の流れに沿った巡航速度である。
100km/hでの回転数はメーター読みで
2速=6200rpm
3速=4200rpm
4速=3500rpm
5速=2950rpm
6速=2400rpm
といったところである。

5000rpm中盤から6000rpm手前の間の音はシビレる ♪
この音に飽き足らなくなったらフェラーリしかないのだろうな、、、

加古川の「かつめし」は、
30万人ほどのエリアに100を優に超える店がある半面、
基本的に兵庫県加古川市と
高砂市など隣接地域だけでしか食べられない(弁当は除く)
極めて限定的な郷土食である。

そこが私の興味の的でもある。

自宅から店まではものの1時間。
店の周囲は普通の住宅地で、寂れた感じさえする。

夕方の開店時刻、午後5時ジャスト。
「こんにちは~」とあいさつして店のドアを押すと、
夫婦らしきおじさんとおばさんが大相撲のTV中継に夢中。
客は一人もいない。

今日は夏場所千秋楽。しかも、是より三役という見所である。
1敗の白鵬、日馬富士、2敗の朝青龍、稀勢ノ里の4人が
決勝トーナメントで賜杯を争う可能性もあるという、
相撲ファンにとって、そう見られないヤマ場中のヤマ場である。

間の悪い時に行き合わせたものだ……
あらかじめ調べてあった「牛ジャンボカツめし」を注文した。
いかにも面倒くさそうに無言で厨房に消えるおじさん。
おばさんは注文を伝えるや、またすぐにTVに見入っている。

2人の背中が
「よりによって、こんな時に、、、」と言っている……

店員の態度は私は別に気にしない。旨ければいいのである。
もっとも、愛想が良くて旨いのに越したことはないが、、、

↑ これが注文した「牛ジャンボカツめし」1180円。
「ジャンボ」はフツーのに比べてカツもライスも1.5倍の量という。
午前11時~午後2時のランチタイムにはコーヒーが付く。

う~む。この軽くて、割り箸ほどの厚さのビフカツのサクサク感はどうだ。
デミグラベースのソースも少々酸味があってハヤシライスに似ているが、
間然とするところなくカツにぴったりと寄り添っている。
子供のころ食べた洋食屋さんのデミグラを彷彿とさせる。

牛肉の香りは衣とデミグラに負けてか、あまり感じられない。
ハムカツに近い。ただ、パン粉の立ち具合は完璧だ。
3分の1も食べ進まないうちに、
デミグラによって柔らかくなってしまうのは致し方あるまい。

ライスは先日の「ラッキー食堂」同様、少々柔らかめ。
「かつめし」はスプーンでなく箸で食べるので、
このくらいの硬さが丁度だ、などと、
したり顔で解説するブロガーもいるが、それは筋違いではないか?

私個人としてはカレーライスのように
やや硬めのライスにカツ、デミグラが
食感的には相性が良いように思う。

「ラッキー食堂」でもそうだったが、コメは美味しくない。
主役はカツであり、秘伝のデミグラなのであろうが、
この手のぶっかけめしにおいて、
ライスの味・程よい硬さの食感こそが大切な脇役になると思う。

キャベツは「加古川かつめし」のお約束である茹でキャベツではない。
「ラッキー食堂」と同じ生だ。
「ラッキー食堂」がサウザンドアイランドドレッシングだったのに対し、
「シャルール」はイタリアンドレッシング。こちらが好みだ。

仔細に観察すると、レタスとニンジン、そして
丁寧に均等幅に刻まれたキュウリが3枚、
行儀よくキャベツの千切りを彩っている。

概して付け合せに良い仕事をしている店は主菜も期待できる。

味噌汁がついてくる。
メニューにも「美味しい」と記されていたが、確かに旨い。
カツめしによく合う。
具はワカメに青ネギだが、ダシを真面目にひいているようだ。

同店のカツめしには次のようなバリエーションがある。
牛カツめし------------------ 880円
牛ジャンボカツめし---------1180円
牛ヘレカツめし-------------1350円
牛ヘレジャンボカツめし----2000円
豚ヘレカツめし-------------1020円
豚ヘレジャンボカツめし----1500円

他に「昔ながらのスパゲッティ イタリアン」680円なんていうのも。

「シャルール」は地元庶民の「洋食屋さん」なのである。

私は洋食屋には弱い。
大阪では千日前の「重亭」、通天閣下の「新世界グリル梵(ぼん)」、
阪神間では「御影公会堂食堂」などなど、、、数え切れない。
ことに「重亭」のオムライスには、人をホッとさせる魔力さえ感じる。
かつて料理人にじかにそのことを伝え、調理の手順をご教示願った。
しかし、素人目には変わった手順は見られなかった。
達人の技としか言いようがない、、、

私が食事中も「シャルール」にはテークアウトの注文が入っていた。
電話の向こうは「午後7時に取りに行く」と言っているようだ。
対して、店は「ウチは7時で閉店ですから……」と反論している。
結局、夫婦で相談の結果、
7時少し前に取りに来るということで折り合ったようだ(笑)

庶民の店だから気取りもせず、客に余計な媚は売らない。
帰り際には、おじさんが「おおきに!」と2度も声を掛けてくれた。

味が及第点だったのに加え、素朴さに座布団1枚!

写真はRICOH Caplio GX100(RAW)
f=2.9, 1/10, ISO=200, -0.3EV, Center, 24mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro

★追伸:大相撲の結果は車のラジオで聞いた。
午後5時45分、大関・日馬富士が横綱・白鵬を下し幕内初優勝。
名古屋場所で全勝優勝でもすれば綱とりも視野に入ってくる。
私が応援する魁皇はカド番記録を積み上げるだけなのか……

★記事中、色の変わっている単語・文字列は
ハイパーリンク」処理されています。
クリックすると、その単語の解説のサイトにジャンプできます。

2009年5月23日土曜日

さあ、1000円高速の日だ!

明日午前2時までは仕事。
プロ野球交流戦6試合全部を担当する(うち4ゲームはデーゲーム)。
その後、1000円高速を使ってエンジンを回しに行こうと思う。

Porsche センターのセールス、M.K氏は重ねて強調するのであった。
「もっと、もっと、どんどん回してください」

日曜朝からはどこかへ7400rpm回しに行くぞ!
ガソリンがじわじわと高くなっている。
が、低回転でエコ運転して浮かした燃費と、
Porsche 911 Carrera (997後期)のエンジンを
スポイルすることと天秤にかけたら、答えは自ずと出るはずだ。

走るよ、オレ。

映画「首都高速トライアル」での大鶴義丹のセリフである。

あっ、加古川かつめしの新たな名店?を見つけたので、
それも予定に入れなければ(^^;

何だか忙しい新緑の季節である。
そして季節は梅雨へまっしぐら、、、か……

2009年5月22日金曜日

久しぶりの堂島ロール

久しぶりに話題の「堂島ロール」を食した。
前回いただいたのは、長蛇の列が出来始めたころの夏の午後。
何せ会社の隣(堂島川を挟んで)なので、行列はイヤというほど見てきた。

販売する「モン・シュシュ」が改築する前の堂島ホテルにあった時から、
社内では話題になっていた。当時はまだ1本1千円だったように記憶する。
今は税込み1200円となり、販売店も大阪はもちろん、東京、川崎、広島と
拡大したが、本店たる堂島の店で列のない日を目にしたことはない。

今では最高3時間半待ちという行列を横目に出社したこともある。
列を作ってまで並ぶということを、
どちらかといえば嫌う大阪人において、ニュースだった。

↑ 「モン・シュシュ」のロゴ。
「堂島ロール」の外箱に恭しくプリントされている。

添え書きには次のようにある(改行を除き原文のまま)。

「日本のニューヨーク」堂島
そう評されてきた堂島は、世界で最初に整備された、
先物取引発祥の地とされています。
また明治、大正の時代にはマスコミが拠点を構えるなど、
商都大阪の近代化に大きな役割を果たしてきました。
平成の今日も、関西ビジネスの中心として位置し、
ここに生きる人もまた、
いつの時代も自信に満ちあふれ、光り輝いています・・・
そんな素晴らしい街に、「"甘いひととき"をお届けしたい」という気持ちから、
この堂島ロールは生まれました。

失敬だが、私の文章同様、名文とは言い難い……
f=3.5, 1/8, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 50mm(35mm換算)

↑ これが定番の「堂島ロール」の断面。煙草の大きさとくらべてほしい。
一々測ってはいないが、ざっと大人の二の腕ほどの長さ、太さである。
f=2.7, 1/60, ISO=200, -0.3EV, Center, 28mm(35mm換算)

↑ 京阪神の人でも、
うわさでは聞いていても実際に食べた人はさほど多くない。
幸い前投稿のような次第で手軽に手に入ったので、知人のSさんを誘った。
f=7.2, 1/30, ISO=200, -1.0EV, Center, 24mm(35mm換算), Soft flash

以前の味を克明に記憶はしていないが、
わずかに「重く」なったような気がしないでもない。

卵黄入りの生クリームは、恐らく動物性脂肪も含まれてはいよう。
植物性だけでこれほどのコクが出せているなら脱帽である。
クリームはあくまで口中に投じるとサッと溶け、
粉糖を軽くまぶしたパウンド部分も嫌味のない甘さだ。
後味が酒場においても邪魔をしないのがさすがと思う。

酒呑みの私にも甘過ぎず、1本食べられるくらい。
特段、甘党ではない(というか酒呑み)Sさんも「これならイケる」。

「瑞麟」のうるさいオヤジをして、
「パウンドとクリームのバランスが絶妙だ」と言わしめる。

冷静に見れば、流行に踊らされている感が否めなくもないが、
そう斜に構えなくても良かろう。

端的に言って、旨いスイーツである。
価格もリーズナブルではないだろうか?

この店だけで1日最高2千本売るというのも納得。

写真はすべてRICOH Caplio GX100(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro

★「堂島ロール」に関する情報は
一つ前の投稿にハイパーリンクを張っているので、ご参照を。

2009年5月21日木曜日

味噌煮込み,手羽先,堂島ロール

定宿「スーパーホテル名古屋駅前」での
無料朝食(午前7時~8時半)には起きられなかった。

もとより、今日の朝食はタワーズプラザ13階にある
山本屋総本家タワーズ店の
味噌煮込みうどんと決めてあった。
開店の午前11時まで名駅東口前のMIDLAND SQUARE
駅周辺を徘徊して時間を潰した。

↑ これが「山本屋総本家タワーズ店」の最もシンプルな
「普通煮込みうどん」(1008円)。
次回は名古屋コーチンと玉子入りの「親子」も試してみたい。

ところで、名古屋の味噌煮込みうどんには二つの大きなトレンドがある。
「山本屋総本家」vs.「山本屋本店
両者の違いは地元・愛知県在住のブロガーが精緻な分析をしている。

私は両店とも行っている。
前回は本店だったので、今回は総本家にした。
数をこなしていないので細かな論評は避けるが、
麺は互角、ツユは本店が少々上か、、、
総本家は塩分が立ち過ぎているきらいがある。

そもそも「名古屋めし」は塩分が強く、
しょっぱいモノが多いので、その点をもって評価するのは難しい。

私の隣に座った青年も食事以外の目的を持っていると見えた。
うどんが運ばれるや否や、
カメラ2台を駆使してさまざまなアングルから撮りまくっていた。

味噌煮込みうどんはグツグツと熱いのが身上なので、
私は1枚だけ収め、すぐに食べにかかった(^^

確かに辛い(しょっぱい)。関西人一般の感覚で言えば、
味噌汁の倍、いや3倍近い塩分。飲み干すのは困難だ(^^;
割り箸ほどの太さの麺の芯の硬さは、これぞ名古屋の味噌煮込み。
f=2.9, 1/60, ISO=400, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算), Jpeg
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

次は手羽先だ。駅周辺で朝から開いている店を知らない。
仕方なく近鉄パッセの地下食料品売り場にある「風来坊」で
手羽先6本(480円)と手羽元5本(525円)の
各1人前ずつをテークアウトして駅弁とした。

近鉄名古屋駅の改札に行くと、
ちょうど1200発の大阪難波行きの特急が待機していた。
この電車は全席禁煙(喫煙コーナーはあり)で、
大阪難波まで2時間5分しかかからない速さ。
「鉄ちゃん」ではないので、この辺りに特段の興味はない。
f=2.5, 1/400, ISO=400, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算), Jpeg
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

すぐさま乗り込み、少し早い昼食に。
神戸に帰ってから車で買い物に行く予定があったので
ビールが呑めなかったのは無念であった、、、

↑ これが「風来坊」の手羽先。
向かって左が手羽元、右が手羽先。手羽先は男性の親指ほどの太さ。
f=5.1, 1/320, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算), RAW
SILKYPIX Developer Studio Pro

先の味噌煮込みうどんにおける「総本家」と「本店」ではないが、
手羽先でも、この「風来坊」と「世界の山ちゃん」が
熾烈な競争を演じている。

「世界の山ちゃん」の方が
私の名古屋における行動半径内でよく見かけるのでよく行く。
ただ、地元の友人が「『風来坊』の方が好き」と言っていたので、
気になってこの日の試食に及んだ。

「世界の山ちゃん」がやや甘辛な味付けなのに対して、
「風来坊」は塩コショウがピリッと効いた、より左党向けな感じか……
次回はテークアウトではなく、店舗で出来たてをビールで賞味したい。
「世界の山ちゃん」の赤味噌ビールも変わっていてイケる。
名古屋めしのことを考えると仕事が手につかない(^^;

今回の名古屋行は計20時間35分という慌しいものであった。

電車の中で大いに寝たので体力を温存できた。
大阪難波に着くや、地下鉄四つ橋線で肥後橋駅に。

通勤の度に見ているが、大阪随一といわれる長蛇の列だ。
モン・シュシュ」の「堂島ロール」を求める人々である。
多いときでは2時間から3時間待ちなんていうのもザラ。
予約も出来る。店頭売りと合わせ1日8千本売る、と聞いたことがある。

新型インフルエンザの
蔓延(まんえん)地域の烙印を押された大阪と神戸。
こんな日は空いているだろうと当たりをつけたところ、ビンゴ!
わずか20分弱の待ち時間で手に入れることが出来た。

蛇足だが堂島ロールの定番商品は1本1200円である。
出張の土産目的であろうサラリーマン風の男性が
1~2本買って領収書を要求している。

ヲイヲイ、、、そのくらい身銭を切ったらんかい!
つーか、出張費でカバーできへんのかいな?
税務当局にどういう形で申告しているかは知る由もないが
いずれにしても滑稽千万……

以前、新聞の「読者の声」欄に
「ランチ時にいちいち領収書をもらっているサラリーマンがいる。
そのせいでレジが混む。昼食になぜ領収書が要るのか」
と怒る中年女性の声が載っていた。

確かに一見、ランチのようにみえて、
かつて流行った「パワーランチ」のような仕事のためのランチもある。
しかし、周りにセコいと思われるようなマネはよした方が男は上がる。

それはともかく、わずか1~2本の堂島ロールを
5~6時間保冷できるバッグ(もちろん有料)付きで買っている。
どうやら東京からの出張族らしい。

あのね、、、東京にも「モン・シュシュ」はあるんですけど……
実は名古屋のMIDLAND SQUAREにもあった……

閑話休題。
堂島ロールは有名になりかかった数年前に一度試した切り。

甘いものには自分から近づかない私をして、行列に並ばせる。
その味は推して知るべし。
それを手土産に、
これから行きつけの「瑞麟」に晩酌に出かけるところだ。

実はこの堂島ロール、「瑞麟」のオヤジさんから
「そんなに行列ができるんやったら1回食うてみたいなあ」
とのリクエストがあったからである。

首都圏で初の感染者2人確認

5月21日午前0時現在、首都圏でとうとう
新型の豚インフルエンザ感染者が2人公表された。
2人は米国帰りの女子高生で今のところ軽症とのこと。

予想されていたとはいえ、
首都圏の人口密集度は京阪神とはケタ違い。
列島がパンデミックの段階に足を踏み入れたと言っても過言ではない。

また、京都、奈良はいまだに感染者の報告はないが、
一大観光地であることから「隠している」(某全国紙デスク)との噂も、、、
まさか隠しているとは思わないが、
PCR検査を念入りに繰り返して
「時間稼ぎ」としていることは想像に難くない。

パニックを起こすことはないが、
あまりに冷静に構えすぎるのもどうだろう?

首都圏での発表を受けて、京都、奈良でも
今後1週間以内に何らかの発表があるのではないだろうか。

今回の新型インフルエンザの流行には疑問が残る。

①バレーボールの交流試合があったとはいえ、
なぜ感染者が高校生を中心とした若年層に集中しているのか

②当初、政府はタミフル3300万人分、
リレンザ270万人分を備蓄していると言っていたが、
第一次性徴の終わりから第二次性徴期にかけて
異常行動が散見されるタミフルより、
リレンザの備蓄をこそ急ぐべきではないか、、、

タミフルによる思春期の若者の異常行動については、
各方面の専門家が研究を進めている最中だ。
私見だが、第二次性徴に伴って分泌されるホルモン、
男性はテストステロンとアンドロゲン、
女性はエストロゲンが密接に関係していると考えている。

これまでの高校生ら若年層の感染者には
備蓄量が10分の1しかないリレンザが多く投与されている。
医師がタミフルの隠れた反作用を知っている証拠ではないか。

また、国内において50代以上の感染者報告がないのは、
「既に今回のインフルエンザに対する
抗体をもっているのではないか?」とも推測されている。

とすれば、研究者はそれらを基に、
今回の新型インフルエンザの正体を遺伝子レベル、
DNA型から詳細に分析、タイプを分類比定した上で
秋口から本格化する季節性インフルエンザへの教訓として
いち早く研究成果を発表するべきだ。

この辺りはすでにマスコミにおいても取材が進んでいる。

追記:このブログを書き込んだ後、新聞紙上でも
この問題に関する記事が載るようになった。

2009年5月20日水曜日

いきなり名古屋、みそかつ!

↑ これぞ名古屋の「みそかつ」。
矢場とん」でいつも注文する「わらじみそかつ定食」と
「もりもりキャベツ」、そしてビール(中生1杯+中瓶1本)だ。
店のお姉さんは「ご飯と味噌汁は後でお持ちしましょうか?」。
まだ若いのに、酒呑みの作法を熟知している。嬉しい限りだ。

ちょうど、みそかつが残り2切れほどになったころ、
お姉さんが「ご飯をお持ちしましょう」と微笑んだ。
タイミングがピッタシ。気持ちが良い。
その味噌汁。カツオだしがキシッと効いていて旨い。
赤味噌ではないが、好みの味だ。
いや、お姉さんのホスピタリティーも味の内だったのかも知れない。

休日は観光客で混み合う。ホントはもっと穴場もあるのだろうが、
地元の客も多い。「名物にうまいものあり」
f=2.5, 1/52, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

いきなり本題に入ってしまったが、
今日は夕刊当番。特集紙面の点検を終えるや否や
地下鉄四つ橋線で近鉄・大阪難波駅に向かった。
大好物の名古屋めしの一つ、「みそかつ」を食べに名古屋に行くのである。

「それなら大阪でも食べられるじゃないか」などと言ってはいけない。
事情の許す限り、現地のモノは現地で食べるのが主義だ。

↑ この4月に大阪本社から東京本社に転任したTさんから
近鉄の大阪難波-近鉄名古屋の特急往復チケットをいただいた(^^
ご厚意に応え、不況に沈む名古屋復興(大げさ……)の任務を背負い、
近鉄難波駅午後5時30分発の特急に乗り込んだ。
退屈しても困るので売店で西村京太郎の文庫本を求めたが、
10ページも読まないうちに居眠りしてしまった。
f=2.5, 1/90, ISO=400, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

名古屋までは2時間20分。新幹線より時間はかかるが快適だ。
名古屋駅に降り立つと、京阪神とは何から何まで違うことにいつも驚く。
ポスターの色使い、言葉、建物や街の名前……。
名古屋駅を「名駅」と当たり前のように「略す」。
「めいえき」でなく、あくまで「めーえき」と発音するそうだ。
道路標識のローマ字表記は「MEIEKI」となっているのだが、、、

近鉄名古屋駅のショッピングモールは「パッセ」、
市内を巡回する観光バスの愛称は「メーグル」、
JR名古屋駅新幹線口の地下街は「エスカ」……
チャンネルをひねればテレビ朝日系は「め~てれ」(笑)
名駅から名古屋競馬場を経て名古屋港に向かう第三セクター、
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線には
ささしまライブ駅」なんてのも、、、

なんだか楽しいネーミングが多い♪

↑ 写真はジェイアール名古屋タカシマヤの入り口でありJRコンコース。
f=2.5, 1/79, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

↑ 名古屋駅東口はオシャレなビルが行く度に増えている。
f=2.5, 1/34, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

↓ こちらも。どこか大阪・西梅田のハービスに似ている。
f=3.5, 1/52, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 50mm(35mm換算)

↑ これが名古屋のランドマークの一つ、「JRセントラルタワーズ」。
向かって左側がホテルタワー(地上53階、高さ226m)、
右側がオフィスタワー(地上51階、高さ243m)。
バブル絶頂期に構想され、今年で竣工10年。
どえりゃぁ、でかいなもし(^^;
f=2.5, 1/9, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)
とるものもとりえず、行きつけのエスカの矢場とんに直行した。
「名古屋城本丸御殿復興プロジェクト」と銘打った、
アサヒビールのスーパードライである。
1本呑むと1円寄付したことになるそうだ。喜んで協力させていただこう。
f=2.5, 1/24, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)
名古屋の写真はすべて
Ricoh Caplio GX100(Jpeg)
Microsoft Office Picture Manager

名古屋話は一休み。
話は昨日にさかのぼる。
飲食店の店員も食事は欠かせない。
「まかない」と人は言う。 昨夜も寄った。週に最低4回は暖簾をくぐる。
中華料理店「瑞麟」父子の夜食はだいたいパン食。
この日は何と!手作りのピザであった。
「一つ食うか?」と写真のオーナー(オヤジ)。

トッピングは変哲のないものであった。
ただ、生地がやけに旨い。
「強力粉をこねて作っている」とオヤジ。
天気や湿度で寝かせる時間はまちまちとか。
この日は2時間強であったか、、、

「まかない料理を任せられたら、その店では一人前」
食べるのはみな玄人の料理人である。失敗したら、ただ事では済まない。
「まかないで色々『実験』してみて、実戦に生かす」とも。

料理の名人はジャンルを問わず、何でも作れるものなのだ。
RICOH Caplio GX100(Jpeg)
f=5/1, 1/200, ISO=400, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)
SILKYPIX Developer Studio Pro処理

★日付が間違っている(^^;
もちろん「2009年」である……

2009年5月19日火曜日

インフルエンザ、大丈夫かな?

神戸の夜は静まり返っている。
私も体調万全というでもなく……
といいながら、ノドのアルコール消毒でインフルエンザを予防すべく、
呑み仲間といつものように街に繰り出し、、、

誤解なきように断っておきますが、左の女性はバーのオーナー。
決して女性の店で遊んでいたわけではありません。
右の男性は税理士さんです ♪

こういうのを「濃厚接触」の第一歩というのではないか?
撮った写真はブレブレ(^^;
Ricoh Caplio GX100(Jpeg)
20090518_2114
神戸・北野
f=2.5, 1/6, ISO=400, -0.3EVm Pattern
Microsoft Office Picture Manager

2009年5月18日月曜日

帰ってくるとインフルエンザ(^^;

私は「震源」たる神戸市にいて、まだ発症していません(^^

ただ、今日から週明けで社会が一斉に動き始めます。
患者は現在の10倍、いや5o倍くらいまでは、
この1週間で増えるでしょう、、、

インフルエンザは咳やクシャミなどの飛沫感染より、
いま気をつけるべきは、接触感染です!

もし発症したら「勇気」をもって仕事は休み、治療に専念してください!

2009年5月17日日曜日

Porscheとともに伊勢参り ㊦

松阪牛を堪能した翌日は、伊勢道で伊勢へ。

日本人たるもの、伊勢を訪れれば伊勢神宮、ということか、、、

↑ 内宮(ないくう)に一歩足を踏み入れると、
樹齢の見当が付かないほどのヒノキ、スギを中心とした古木が
整然と森を作っていることに驚かされる。
宮域林と呼ばれ、甲子園球場1400個分に相当する総面積5410ha、
うち式年遷宮のために人工植林されたヒノキが約半分の2500haを数える
f=2.4, 1/60, ISO=80, -0.3EV, Pattern

↑ 神宮(内宮)の正宮。この奥に天照大御神が祭られている。
この石段から先は撮影禁止。たいていのブログのショットがこれと似たような
アングルになっているのはこのためでもある。

左手の大木に竹が巻かれている。鹿か虫よけと思ったら「人よけ」だった。
古来、神宮境内の樹木の皮を持ち帰ると、大変なご利益があったという。

それにしても写真右上部と中央左に白い円形の得体の知れないモノが……
雨模様だったので、雨粒とは思うが、まさか御霊ではあるまいな(^^;
f=7.1, 1/25, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 24mm(35mm換算)

↑ 内宮へは神路山、島路山を源とする、この五十鈴川を渡る。
両岸を守る新緑の森は鬱蒼と繁り、清流をより幽玄に見せている。

有名な宇治橋が順路だが今年2月1日から架け替え工事のため、
すぐ北側の仮設橋が使われている。
11月3日には新装なった新宇治橋で「渡始式」が行われるという。
写真左側が内宮である
f=2.4, 1/640, ISO=80, -0.3EV, Pattern 

↑ 伊勢といえば名物「赤福(主力商品の名から赤福餅とも呼ばれる)」。
ここが神宮の「おはらい町通り」の「おかげ横丁正面入り口」前の本店。
偽装問題の発覚で一昨年秋から昨年2月上旬まで全店舗で
営業を停止したが、今は完全に「復活」している。赤福の底力はすごい
f=2.4, 1/750, ISO=80, -0.3EV, Pattern

↑ 半ば形だけの参拝を終え、JR参宮線・近鉄山田線の伊勢市駅西口から
少し入った商店街にたたずむ老舗「山口屋」で伊勢うどんを昼食とした。
店構えの風情が良かったのでB&Wで現像してみた。
f=5.6, 1/200, ISO=80, -0.3EV, Pattern

↑ 永六輔も好みという伊勢うどん。

麺は女性の小指ほどの太さがある。表面はふわふわした食感だが、
芯は十分にある。この麺にダシで割った
たまり醤油がぶっかかった状態で供されるのだが、麺もともかくツユが旨い。
少々塩辛いが、ダシがよく効いている。薬味はネギの輪切りのみ。
熱くもなく冷たくもない。優しい味でほっとさせられる。

讃岐の生醤油うどんもいいが、伊勢うどんも捨てがたい魅力がある。
500円という価格、タイムスリップしたような店内の風情がまた良い。
f=2.8, 1/15, ISO=400, -0.3EV, Pattern

↑ 「山口屋」近くの横丁で見かけたバー「HALF CRAZY」。
夜の伊勢の街に行く機会があれば寄ってみたい。
f=4.0, 1/160, ISO=100, -0.3EV, Pattern

帰りは伊勢道から名阪国道西名阪道、阪神高速で。
西名阪・香芝SAで少しガソリン補給し、
最終的には神戸の馴染みのSSで満タンにした。
修正後の燃費は9.04km/ℓ。

RICOH Caplio GX100
SILKYPIX Developer Studio Pro

2009年5月16日土曜日

Porscheとともに伊勢参り ㊤

今から週末の1000円高速を使って、伊勢方面に走りに行く。
泊まりは松阪。松阪の高級牛の赤身は舌に合わない。
あくまで松阪牛のホルモンと伊勢うどんが目当てだ。

あいにくの空模様だが、私は雨中のドライビングは嫌いなほうではない。
1000円高速を活用、紀伊半島を一周した。

↑ よくTVなどで「台風○号は現在、潮岬沖○kmの海上を、
時速○kmで北北西に進んでいます」などというニュースが流れる。

本州最南端たる、潮岬に降り立ったのは初めてであった。
日本の灯台50選」にも輝く由緒正しい
潮岬灯台は早朝だったため、見学がかなわなかったのは残念、、、

三宮から阪神高速→阪和道(湯浅御坊道路)をひた走り、
南紀田辺IC(和歌山県田辺市)からは国道42号の一本道だ。

ここから最初の目的地、松阪市までは240kmほど一般道を走り、
紀勢道・紀勢大内山ICから、伊勢道を経る計約300kmの道程だ。

途中、阪和道・紀ノ川SAで給油。燃費は8.39km/ℓだった。

↑ 潮岬にはテッポウユリが勢いよく花開いていた

↑ 潮岬沖はまぎれもない黒潮流れる太平洋。
沖合いに巨大タンカーの船影も見える

↑ 三重県尾鷲市に向かう熊野街道(国道42号)。
尾鷲市は年間降水量4000mmを超える日本有数の豪雨地帯である。
この日も視界前方には分厚い雲が立ち込め、
時折、土砂降りに見舞われた。

尾鷲の降水量については、太平洋と山に囲まれた地形が主因とされる。
ただし、それでも説明できないほどの量だ。

十数年前、名古屋大学の旧水圏科学研究所を訪ねた。
故・武田喬男教授が「レーダーを設置してデータを収集して解明したい」
と困惑していたことを思い出す。

↑ 松阪市は本降りだった。
スーパーホテル松阪にチェックイン、雨の中を15分ほど歩いて
松阪牛で名高い「一升びん本店」にたどり着いた。

スーパーホテル松阪では
宿泊客に「一升びん」全店で使える1000円の割引券を配っていた。

実はホテルの構内にも「一升びん」の店はあったが、
もう1軒、別に立ち寄りたい店があり、中心街の本店を選んだのだ。

↑ 目当てのホルモンセットは2人前からというので、
やむなく特撰ロース、カルビ、上ホルモンセットを頼んだ。
料金は中生ビール2本を含めて6100円。割引券で5100円だった。

これは上ホルモン。味噌ダレである。

悪くはなったが、京都・四条河原町の「三吉」の方が一枚上手。

↑ 特撰ロース。松阪牛証明書シールには、固体識別番号とともに
「A-5」という最高級を示す等級表示があった。

2切れで手のひら一つくらいの大きさだ。
期待を込めて焼いてみる。確かに旨い。軟らかで脂に甘みがある。

以前、鳥取県下の肥育家を取材した折、「脂には目に見える部分から、
目は見えない小さな部分まであります。
肉の旨さを決めるのは、これらの脂の質なのです」

と答えてくれた。なるほど、である。

香りにも気品があり「最上級」たる所以は堪能した ♪

ただ、2切れのうち、片方はやや劣った。
部位の少々違う部分を織り交ぜて供しているのであろうか、、、

↑ カルビ。やはり味噌ダレがかかっている。
こちらも旨いが、平凡さは否めない

↑ 自分で焼く、というスタイルは好きだ。
焼き過ぎに目を光らせながら、生ビールのジョッキを傾ける……

↑ 次に、すぐ近くの、あらかじめ決めてあった「脇田屋松阪本店」へ。
店内はあくまで殺風景で無味乾燥としている。
ゴチャゴチャして活気のある「一升びん本店」の方が好みだ。

↑ 「ヒモ」600円と中生だけを注文した。
黒い味噌ダレは、名古屋の文化圏内に足を踏み入れた実感があるが、
洗い過ぎのためだろうか、脂身が乏しく、肉質は硬い。
ホルモンの旨みも、タレの味に隠れてしまっている。

RICOH Caplio GX100
SILKYPIX Developer Studio Pro

付記:
ホテルのTVで
「神戸で国内初の新型インフルエンザ感染者確認」の報に接した。
宿帳に住所を書き込んでいる最中、
フロントの女性がチラッと当方に視線を上げたのは、
気のせいだったのだろうか……(^^;