久しぶりに話題の「堂島ロール」を食した。
前回いただいたのは、長蛇の列が出来始めたころの夏の午後。
何せ会社の隣(堂島川を挟んで)なので、行列はイヤというほど見てきた。
販売する「モン・シュシュ」が改築する前の堂島ホテルにあった時から、
社内では話題になっていた。当時はまだ1本1千円だったように記憶する。
今は税込み1200円となり、販売店も大阪はもちろん、東京、川崎、広島と
拡大したが、本店たる堂島の店で列のない日を目にしたことはない。
今では最高3時間半待ちという行列を横目に出社したこともある。
列を作ってまで並ぶということを、
どちらかといえば嫌う大阪人において、ニュースだった。
「堂島ロール」の外箱に恭しくプリントされている。
添え書きには次のようにある(改行を除き原文のまま)。
「日本のニューヨーク」堂島
そう評されてきた堂島は、世界で最初に整備された、
先物取引発祥の地とされています。
また明治、大正の時代にはマスコミが拠点を構えるなど、
商都大阪の近代化に大きな役割を果たしてきました。
平成の今日も、関西ビジネスの中心として位置し、
ここに生きる人もまた、
いつの時代も自信に満ちあふれ、光り輝いています・・・
そんな素晴らしい街に、「"甘いひととき"をお届けしたい」という気持ちから、
この堂島ロールは生まれました。
失敬だが、私の文章同様、名文とは言い難い……
f=3.5, 1/8, ISO=200, -0.3EV, Pattern, 50mm(35mm換算)
一々測ってはいないが、ざっと大人の二の腕ほどの長さ、太さである。
f=2.7, 1/60, ISO=200, -0.3EV, Center, 28mm(35mm換算)
うわさでは聞いていても実際に食べた人はさほど多くない。
幸い前投稿のような次第で手軽に手に入ったので、知人のSさんを誘った。
f=7.2, 1/30, ISO=200, -1.0EV, Center, 24mm(35mm換算), Soft flash
以前の味を克明に記憶はしていないが、
わずかに「重く」なったような気がしないでもない。
卵黄入りの生クリームは、恐らく動物性脂肪も含まれてはいよう。
植物性だけでこれほどのコクが出せているなら脱帽である。
クリームはあくまで口中に投じるとサッと溶け、
粉糖を軽くまぶしたパウンド部分も嫌味のない甘さだ。
後味が酒場においても邪魔をしないのがさすがと思う。
酒呑みの私にも甘過ぎず、1本食べられるくらい。
特段、甘党ではない(というか酒呑み)Sさんも「これならイケる」。
「瑞麟」のうるさいオヤジをして、
「パウンドとクリームのバランスが絶妙だ」と言わしめる。
冷静に見れば、流行に踊らされている感が否めなくもないが、
そう斜に構えなくても良かろう。
端的に言って、旨いスイーツである。
価格もリーズナブルではないだろうか?
この店だけで1日最高2千本売るというのも納得。
写真はすべてRICOH Caplio GX100(RAW)
SILKYPIX Developer Studio Pro
★「堂島ロール」に関する情報は
一つ前の投稿にハイパーリンクを張っているので、ご参照を。
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