2009年5月2日土曜日

天国にいる親友へ

小学校3年で初めてギターに出会って以来、
かれこれ40年間、さまざまな楽器演奏に親しんでいる。

写真は1977年の夏、高校の音楽室で開かれたライブの様子だ。
右側の同級生、井上裕史(ひろし)君が一昨年、内臓疾患で急逝した。

当時はアリスのコピーをはじめ、オリジナル曲も引っ提げ、
地元の放送局に出演したり、コンテストにも出た記憶がある。

彼と最後に出会ったのは11年ほど前。
彼は京都の私大を出たものの無職で、
私が1軒目のマンションを大阪市内に購入した当初、
1~2カ月、「居候」していた。

彼との思い出を語るとキリがない。
彼がいなければ、私の音楽人生のみならず、
人生そのものが今とは全く違ったものになっていただろう。

今、私はさまざまな悩みを抱えながらも生き延びている。
裕史はあまりに早く逝き過ぎた。
まだ、40代半ばだったじゃないか。
結婚もせず、、、やり残したことだらけだったな、、、
みんなは今年で50歳の大台だ。

君を応援した京都・木屋町のYさん、同級のS君……
顔を合わせると君の思い出話になる。
思い出話の主人公になるにはまだ早いよ、、、

天国にいる裕史よ、私たちを見守っていてくれているかい?
好物だったバーボンのフォア・ローゼズ
オールド・グランダッドの水割り片手に現世のバカバカしさを見てくれよ。

君の遺作となった「MANABE」のデモテープ
今でもMDに保存してあるよ。
俺が買ったばかりのHDRで何日もかけてレコーディングしたよな。
せめて完成させたかったな……

♪ 花が咲いていた とめどなく ひたすらに
 雲が流れてた 僕たちは そこにいた
 愛があふれてた とこしえに とめどなく
 淡い陽(ひ)を浴びて 僕たちは 立っていた……

写真は写真部に属していた同級生が撮ってくれた。
奇跡的に3カットのモノクロネガが残っていた。
送ってもらいscanして永久保存してある。

撮影機材は不明
EPSON GT-X900
SILKYPIX Developer Studio Pro

撮影者(西田英久氏)の意図、並びにネガの保存状態に鑑み、
トリミングはおろか、レタッチもしていない。

合掌。

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