2009年5月9日土曜日

まだまだ踏めていない(^^;

【Porsche ディーラーで5000km点検】

連休が終わったと思ったら、今日、明日とまた連休である。
月曜に出勤すると、また休みというメチャクチャな勤務になっている。
休みは歓迎だが、私の場合、休みが多いと遠出をしたり、
呑みに行ったりで出費がかさむので、手放しでは喜べない。
勤務だと極端な話、1円も使わずに過ごせるのだが……

閑話休題。

今日、明日は1000円高速の日だが、長崎行で存分に堪能したので、
久しぶりにディーラーを訪れてみた。

納車からの総走行距離も1カ月ちょいで4000kmに近づいた。
各部のボルトの緩みを点検する「増し締め」をしてもらう目的だ。

担当のM.Kさんに電話すると、都合よく夕方までは空いているらしい。
阪神高速の「土曜日曜割引」を使って、大阪市内に向かった。
メカニックのT.Kさんが「オイルが少し減っています」と言う。
空冷時代ほどではないが、Porscheはオイルを食う車だ。
早速、補給してもらった。
増し締めとオイル補給は無料サービス(^^

あとはM.Kさんといつものように車の四方山話。
今回の長崎行で気になっていたことが二つあった。

一つは助手席の下部から鍵束をもてあそぶときのような、
チャリ、チャリという異音が聞こえること。
一定速度で巡航する際によく感じる。
Porsche 911 Carrera の場合、
コクピットから前には前輪とサスペンションしかない。
異音は駆動系ではないと判断していたので、
走りには影響しないと決め込んで放置していた。

T.Kさんに実際に乗ってもらったが、「少し聞こえた」程度とのこと。
今度はエンジンの仕上がり具合の点検を兼ねて、
「レーサー」の異名を持つM.Kさんにステアリングをゆだね、
私が助手席に。自分の車の助手席に座るというのは初めてのことだ。

異音は全くしない。
増し締めの結果なのか、助手席に70kg近い私が座っているからか?
M.Kさんいわく、「もしかしたら助手席下のスプリングなどの音かも」。
助手席からの異音が
グローブボックスに跳ね返って聞こえているのではないか、とも。
私は基本的にソロドライバーなので、
助手席に人を乗せることは滅多にない。

新車というのは大概、最初のころは
原因不明の異音に悩まされるものだ。
やっかいなことに、ディーラーに持ち込むと異音はピタリとやむ。
実に不思議だ、、、

走行には全く影響がないことが分かったので、
しばらくは様子をみることにしよう。

二つ目は車が何となく「重く」感じること。
どこかパーキングブレーキを引っ張って走っているような違和感。
ショックだったのは、M.Kさんのインプレである。
「う~ん。エンジンが回りませんね。もっとどんどん踏んでください」
「こんなもんじゃないですよ、Porsche は」
「これから10000kmにかけて容赦なく回してください」
(^^;

スポーツカーのエンジンは積極的に回してやらないと、
回らなくなってしまうものなのだ。
「回らない」と書くと誤解されそうだが、要は……
タコメーター上ではエンジンは
アクセルを踏めば当たり前に吹け上がる。
ところが、
それに本来見合ったトルクパワーが出てこないのである。

このクセを付けてしまうと、再調教してもダメ。
その車は「回らない車」として、立ち直る機会を永久に失う。
燃費に気遣って高いギアばかりを選んだりせず、
スピードに見合った(と言ってもPorscheの場合、かなりハイレベル)
ギアで惜しみなく回さないと、真価を発揮できなくなってしまう。

明日からはこの教訓を得て、どんどん踏んでいこうと思う。

写真は5月9日午後6時29分、自宅ガレージ
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