2009年6月25日木曜日

兵庫県知事選の期日前投票

昨日は銀行回りの後、兵庫県知事選の期日前投票を済ました。

知事選の投開票日は7月5日(日)である。
当日、何かあって投票できないと困るので、
神戸市中央区役所に出向いた。

期日前投票の読み方には二つある。
「きじつまえとうひょう」と「きじつぜんとうひょう」だ。
どちらが正しいかは諸説あるが、ここは総務省の読み方である、
「きじつまえとうひょう」に従っておこう。

不思議なことに、法律(公選法)に読みの定めがないのである。
選挙を取り仕切る「総本山」たる総務省のアドレスには
「kijitsumae」という文字列がある。
一方、一部閣僚や自治体は「きじつまえ」と読んだり、
「きじつぜん」「きじつまえ」を併用したりしている。

選挙期日(投開票日)に投票できない(かもしれない)人のために
かつては「不在者投票制度」というのがあった。今でもある。
ただ、この制度は期日に投票できない理由を明確にできないと
適用されない、実に勝手の悪いモノであった。

国は投票率の低下を招きかねない、などとして
2003年12月から「期日前投票制度」を創設した。
告示(国政選挙においては公示)の翌日から
選挙期日前日まで投票できる点は同じだ。

違うのは、
期日前投票が期日に投票できない理由を厳格に問われることなく、
比較的自由に使える点だ。
さらに、不在者投票は居住地以外でもできるが、
期日前投票は最寄の指定個所(区役所など)でしかできない。

さらに選挙期日当日にに20歳を迎える選挙民は
期日前日にしか投票できない。
不在者投票なら告示翌日から投票できる。

今回の兵庫知事選と同日期日となる静岡知事選も同じ
(こちらの方が国政に与える影響は計り知れない)だが、
兵庫知事選の関心は、はっきり言って低い。

静岡は民主が候補の一本化に失敗し、
2人の民主系候補が票の食い合いとなっている
(正式に推薦を取り付けているのは川勝氏で海野氏は無所属の扱い)。
共産候補が勝つことはないとしても、参院議員を辞職して臨む
自民の坂本氏には有利な風が吹いている。

国政を占う「本丸」は7月12日の都議選だが、
静岡で負けると、自民、民主とも傷は深い。

兵庫知事選の場合、対立すべきであろう自民・民主が相乗り。
投票率が30%を切っても、不思議ではない状況だ。
「それやったら、選挙の意味ないやん」と、
選挙権を持たぬ中国人の瑞麟のオヤジさんもこぼす。

その通りである。
格段の争点もなく、政党の対立構図があいまいな中で投票するのは、
各党の組織票と、よほどのモノ好きであろう。

それで勝っても勝利の雄たけびを上げられるだろうか?
民主主義下における選挙とは大きくかけ離れているような気がする。

公職選挙法は投票率の多寡は問うていない。
極端な話だが、有効投票が3票しかなくても、2票取った方が、
法律上は立派な「当選」だ。

話は戻る。
1989年7月4日が誕生日の選挙民は、
7月4日しか期日前投票はできないが、
不在者投票は6月19日から7月4日の間できる。
以前、書いた通り、「選挙は19歳でもできる」例である。

不在者投票の投票用紙は厳重に封印され、
選挙期日に開票所で、一般の投票用紙とともに開票される。

一方、期日前投票で投じられた投票用紙は、
投票所さながらに、裸のまま投票箱に投じられる。

その違いがあるのであろうか、、、

↑ とにもかくにも、選挙権を得て以来、足掛け30年。
一度たりとも棄権したことのない私としては
正直、勝ち負けのはっきり見えている兵庫県知事選で
面倒ではあったが、区役所の期日前投票所に赴いたのである。

平日の期日前投票所は閑散としていた。
しかし、公正を旨とするだけあって、職員は沢山いる。
座ったまま、舟を漕いでいる職員もいた。

言っちゃあ悪いが、よく教育された子供でも務まる仕事である。
何かあれば、上部にお伺いを立てれば済む話である。

一体に神戸市に限らないが、職員数が多すぎる。
同じ政令指定都市の横浜市と比べてみてもーーー

横浜市の人口366万7000人に対する市職員数は2万8000人、
153万2000人の神戸市は1万7000人である。
市職員1人が「受け持つ」市民は横浜市が131人、神戸市が90人。

かといって、人手不足ゆえに
横浜の行政に支障が生じたという話は聞かない。
神戸市も思い切って職員数を半分ほどにできないものか?
市は来年度中に正規職員を1万6500人まで削減するという。

ただし、これはあくまで「正規職員」の頭数であって、
嘱託・臨時職員は含まれていない。

神戸市は正規職員が
嘱託・アルバイトの仕事分野まで食い込んでいる。

分かりやすく言えば、正規職員でなくても任せられる仕事を
正規職員がするという、「ムダ」な人の使い方が目に余る。
ゆえに職員数全体としてみれば、とてつもなく多いのではないか。
同様のことは大阪市にも言える。

人件費は言うまでもなく正規職員の方がはるかに高額だ。
その義務的経費が震災から15年目を迎えた神戸の財政を圧迫している。

正規職員は労働組合を楯に、確固とした既得権を保護されているから、
むやみなリストラや配転はできない。
今後、段階的に退職者不補充を最小限として、
嘱託・アルバイトで新陳代謝していけばいいのではないか?
この話は後日、詳細に検証したい。

↑ 「朝食」は社の近所のカフェでいつものように、、、
昨日はメープルデニッシュとアイスコーヒーにした

↑ 昼食(世間的には夕食)は牛肉とゴボウの炊き合わせ、竹輪の煮付け、
玉子豆腐、納豆、蕪と茄子の浅漬け
(この漬物だけで冷酒が呑めたのに……)

↑ 日付変わって25日午前3時前には自宅近辺にたどり着いた。
晩酌は「瑞麟」と決めてある。
やっくんに焼飯を作ってもらい、麦酒中瓶3本、、、

↑ 21日早朝に蕾が開きかけていた花はここまで咲いた。
本格的な梅雨の到来を告げているようだ

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