2007年6月15日金曜日

RVP50を顧みて

阪神高速3号神戸線・中之島西IC付近の夜景です=2001年、大阪市福島区玉川1丁目から。手前から流れる堂島川が画面中央付近で中之島を挟んで流れてくる土佐堀川と合流、右へ安治川、左へ木津川と分かれる水路の要でもあります。画面中央最上部に大阪ドーム(現・京セラドーム大阪)が写っています。
この年の9月、近鉄(現・オリックス)の北川博敏選手がプロ野球史上初の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打という偉業を成し遂げました。この記録は「釣り銭なし」のサヨナラ弾でもありました。3点差でしたので、満塁弾で1点差の逃げ切り。ゆえに「無駄」な点差がなかった、というわけです。マージャンでいえば「トリプル役満」でも足りない、想像を絶する一発だったのです。

撮影目的はLEICAレンズの発色と、話題の的だった富士のベルビア50のテストを兼ねたものでした。
1990年に発売されたベルビア50は鮮やかな発色の半面、緑かぶりが弱点とされていました。確かにしつこい緑・水銀灯かぶりが認められ、画像処理ソフトの色温度とトーンカーブ調整で極力除きました。昨年秋に生産中止、ベルビア100に移行。今はファンの要請に応える形でブローニーとシートフィルムでのみ、ISO=50が復活しています。
この写真の直前にCanonのLレンズでも試しましたが、当時のポジを失いました。夜景の発色に関してはCanonの方が一枚上手だったように記憶します。
LEICA R8,60mm Macro,RVP50
EPSON GT-X900
SILKYPIX Developer Studio 3.0