2007年7月3日火曜日

いつまでも夢を忘れない

岸壁に、一際目を引く自転車が止まっていました=6月10日午後4時17分、兵庫県明石市中崎2丁目で。

COLNAGO(コルナゴ)という、知る人ぞ知るイタリアのレーシング&マウンテンバイクの傑作ブランドです。フェラーリと共同開発を進めているほか、世界最高峰の自転車レースツール・ド・フランスでも輝かしい成績を収めています。

ウエアに身を包んだ高校生とおぼしき短髪の少年が防波堤にしゃがみ込み、海を見つめています。彼が自転車の持ち主なのでした。
「ごっつい自転車やね」
「はぁ、、、」
「何十万もするんやろ?」
「お店の人に無理を言って、まけてもらいました」
私は自転車の知識がありません。初対面の少年に色々なことを教えてもらいました。

COLNAGOの純正パーツで1台の自転車を組み立てると、数十万~百数十万円はかかってしまいます。彼も小遣いを貯めては一つ一つ、部品を買い集めているそうです。走行能力に直接関係のないアクセサリーは汎用のモノで代用していました。

少年時代は何かに熱中するものです。

プロレーサーを目指しているのかも知れません。でも、それが叶えられるかどうかは二の次でしょう。夢に懸ける一途な気持ちが大切。人は年齢を重ねるにつれ、ともすると情熱を忘れがちですから、、、
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