2009年6月17日水曜日

それほど自分が「かわいい」か

東京行の疲れも取れきれないまま、ボーッとしたアタマで出勤した。
何はともあれ、腹より前に脳が糖分を求めている。
仕事には万全の体調で臨む主義だ。

↑ 社の近所のカフェで、半熟玉子のデニッシュと
ガムシロ三つを添えたアイスコーヒーでテンションを高めた。
午後4時51分

↑ 夕食(一般のかたの昼食に相当)は、珍しい「ちゃんこ鍋定食」。
無料の社員食堂の割には(失礼)、旨い。

ベースは塩味のソップスープ。
ご覧のように無数の具、中でも好物のタラに久し振りに出合った。
別途50円払い、いつもの納豆も付けた。
午後7時38分

以上が昨日、16日に食べたもののすべて。
「夕食」は明け方になるので、
よほどのことがない限り、抜くことにしている。

この日も「瑞麟」でキリンラガーの中瓶3本。
明け方になってCONTAくんが合流したので、先日来の写真を渡した。
「写真代」ということで、1本分はCONTAくんの伝票についた ♪

更新作業が滞り、「作業中」の注釈ばかりで申し訳ない。
18日に未完成の投稿の仕上げと修正を集中的に進めるつもりである。

長い目で見守ってやってくださいm(__)m

閑話休題。

一昨日、昨日と2日連続で、社で2人の「小人物」と論争になった。

我が部署は、新聞が読者にとって
読みやすい「商品」に仕上がっているかを
輪転機が回る直前まで点検するのが本業である。

事実関係の誤りはもちろん、
誤読を招きかねない記事の言い回しや、不正確な見出しは
関係部署に直接アピールして改善を勧める。

昨日はある個所を巡って、記述に不整合が見られた。
担当部署はすぐに対応してくれたが、
問題は我が方の足並みの不揃いであった。

最終版終了後、担当面を取りまとめる立場の人物に訴えた。
その人物は、当該個所の不整合に早くから気づいていた。
彼いわく「別に間違いじゃないし……」。

私は反論した。
「違う。我々の守備範囲は読者に読みやすい新聞を目標に、
ささいなことでも最終版に向けて改善を重ねていくものだ」

彼は「それはあなたの考え方でしょ。ならそうすればいいじゃないですか。
僕に言われても困る。手を加えた部分がミスを誘うかもしれない」。

私が関係部署へ足を運ぶのは全くいとわないが、
昨日の取りまとめ役は彼であった。
取りまとめ役が任務を放棄して、一担当者の判断に任せる、
では組織というものの統制を失ってしまう。
関係するほかの部署との信頼関係にも影響しかねない。

彼は「足を運び、相手方と折衝する」という
記者の根本を忘れてしまっている。
彼は現場記者の経験が皆無に等しいので
理解してはもらえないであろうが。

決定的な誤り、俗に言う「訂正」や「おわび」が出なければ、
それでいい、と言おうとしているのである。

さらにはミスを極度に恐れている。
その割に、平時の紙面において誤りを見過ごし、
しばしば「訂正」を出している。

「攻撃は最大の防御なり」
この格言で反論としたい。

CS」という言葉が、各業界でこの10年以上前から叫ばれている。
かいつまんで言えば、顧客の満足を得られるよう努力せよ、
とでもいおうか、、、(ハーパーリンクに詳細の解説あり)

当たり前といわれれば当たり前なのだが、
食品偽装問題に代表されるように、世の商取引は
どこか騙し合いみたいな拝金主義に陥っている。

CSはその軌道修正への手段の一つとして改めて脚光を浴びている。
今回の一件はまさに、そのCSの範疇に当たる事例であった。

彼は言う。
「CSは人それぞれボーダーラインは異なる。
あなたがそう思うなら、そうすればいい」

そこが「違う」というのである。
CSにおける基準点の線引きがさまざまなのは認めるが、
今回問題となった部分については、
彼自身、早い時間帯から気づいていた。
しかし、「放置」しておいたのを、改めて私が促したのである。

他人から指摘を受けるのは、気分のよいことではなかろう。
しかし、仕事というのは1人で完全無欠の成果は上がらない。
複数の担当者が知恵を寄せ合って、
その時点で最もベターとされる結論を導き出し、
目に見える形に仕上げて行くのが我が部署の存在意義なのだ。

結局、彼は人と折衝するのを避けたのである。

交渉ごとというのは、いつも円満にコトが運ぶとは限らない。
「良かれ」と思って動いたことが、予期せぬミスを招くこともある。
相手に「イチャモン」と取られてトラブルに及ぶことも少なくない。

しかしながら、我が部署とは、まさにそうした剣呑な側面と表裏一体だ。
「仲良し倶楽部」もよいが、対読者の最前線に身を置くという意味では、
紙面に対して必要以上にシビアにならざるを得ない立場だ。

完全な誤りでなければ、自らを安全地帯に置くために何もしない、
という「事なかれ主義」は通用しない。
読者に対する「背信」ともいえる行為に私は手を染めかねる。

プロフェッショナルというものは、こうした厳しさと常に直面して
日々の仕事をこなしているのではないか。

妥協できる点は笑って、見過ごすのもよい。
しかし、そうでなければ、
傷を負ってでも身を挺する義務が課せられているはずだ。
火中の栗を拾わねばならない局面というのは嫌でも訪れる。

誰しも自分は「かわいい」。人から嫌われたくない。
本業において、こうした考え方が常に通用するなら
ストレスで心を病むこともなかろうし、
給料までもらえるのだから万万々歳である。

私たちは同僚の歓心をかったり、上司の覚えを良くするために
汗を流しているわけでは決してない。

あくまで、お客さまたる読者に対して、
よりよい新聞を届けるために骨身を削っているのである。
それを忘れた瞬間、一介のアマチュア以下の存在に成り下がる。

逃げてはいけない。もちろん、無用な衝突を招く必要もない。
上記のような「責任分野」を着実に全うして初めて、
読者から購読料をいただけるのである。

最近、そこいらを履き違えている「小人物」が目立つので記しておいた。

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★始めたばかりの「Jの法則」。
臨時増刊バージョンは第1段階の取材完了。

今回のテーマは今春発生した「西淀川女児虐待致死事件」。

「2ちゃんねる」でもお祭騒ぎに近い様相だが、私は新聞記者。
これまでに判明・報道されている事実を基に、
法律の壁、裁判員制度の在り方まで含め、
この事件を考えていきたいと思う。

UPまでには少々時間がかかるかも知れない。

2009年6月16日火曜日

足立さんに逢いに SCANDAL

昨日の「朝食」は午後4時55分、
DOTICA杵屋で「かけ醤油うどん(冷)」。
杵屋といえばチェーン店。
学校法人まで経営しており、色々な不祥事も報道された。

それはともかく、、、

チェーン店を毛嫌いする人々がいる。
私は特段、気にしない。

変わり映えのないメニュー、味付けだが、
味は安定している。大きく外すことがない。
これは吉野家やマクドナルドでも同じことである。

↑ 手打ちの讃岐うどんに青ネギ、鰹節、大根おろし、レモンの串切り。
先日の「たかはた」ではないが、やはり醤油が弱い。
化学調味料っぽい甘さが残る、かけ醤油だった。

付け合せのレモンはどうだろう?
スダチは時折、讃岐うどんの店で見かけるが、警戒して
半分まで食べ進んだところで絞ってみた。

悪くはない。
でも、無個性だな……

↑ 午後7時半過ぎの社員食堂での「昼食」は
「竹輪の二色揚げ」を選んだ。小松菜のおひたし、冷奴、が付いている。
無料だが、50円支払って、常食にしている納豆をつけた。純然たる和食。
味は論評しない、、、

↑ ここから日付は16日に変わる。午前2時45分ーー

自宅至近には、朝まで開けてくれる本格バーが3~4軒ある。
最近、ご無沙汰気味の「KITANO SCANDAL」のドアを押した。
心優しきマスターの足立さんは年中無休。独りで店を切り盛りしている。

素面なので、とりあえずビールだ。
サッポロの黒生。
つまみはピスタチオ、ジャイアントコーン、
グリーンピース、柿の種の乾き物で。

↑ カンパリソーダを2杯追加

↑ 最後にはイチゴ、ゴールドキウイ、パイナップル

これで〆て2800円は高いだろうか?
もちろん安くない部類に入るだろう。が、三宮・北野では手ごろな方だ。
しこうして、ここ数年、私のエンゲル係数は高止まったままだ。

店は値段や味ばかりではない。マスターの心意気も料金のうちなのだ。

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2009年6月15日月曜日

今度は美帆が超裏技(^^;

ヘロヘロになって東京から帰って来たが、
クールダウンの為に「瑞麟」を覗いた。
いつもの美帆が来ていた。

↑ 富士宮の「うるおいてい」で買ってきた秘伝の「辛子味噌」を土産とした。

美帆が興味を示し、早速、オヤジに裏メニューを頼もうとした。
「これは中華ではなく、ソース焼きそば系に合うと思う」と制止すると、
美帆は直ぐに隣のローソンで日清のUFOを買ってきた。

「合うわ!」と美帆。

↑ 関西以外のかたに注釈。ここでいう「わ」は
標準語の「わ」ではなく、関西弁。男でも日常的に使う。
アクセントは「合(あ)」と「わ」では決してなく、「う」だけにある。

隣でやっくんはなかば呆れている……

ヲイヲイ、、、
中華料理店にインスタント焼きそば持ち込んで作らせるかい(^^;

先日はオヤジにせがんで素麺を食べたという、、、
メニューに載っているモノは、焼き飯くらいしか頼まない(^^;
この日も同店では見たこともない「タンの炒め物」を頼んでいた、、、

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何とか帰って参りました(^^;

15日、午前1時34分、1日半の1200km余りに及ぶ「放浪」の末、
何事もなく(^^;、帰宅いたしました。

★ここまでの総走行距離6713km。
納車(4月4日)からの1日平均走行距離は91.96km

2009年6月14日日曜日

富士宮焼そば「うるおいてい」

後輩宅に着いてみれば、午前3時を回っていた、、、
コンビニでビールとアテでも、と思ったが、
ちょうど午前5時まで開いている「居楽屋 笑笑(わらわら)」を見つけた。

埼玉まで来て、どこにでもある「笑笑」もないだろうが、
背に腹は代えられぬ。

↑ ロングドライブの後のビールは腹に染み渡る(^^

↑ ごろごろキュウリの紫蘇ドレッシング和え、とでもいうのだろうか、、、

↑ ホルモン炒

↑ ネギたこ焼き

↑ キムチ

↑ 最近はスティル以上にハイビジョンのカムコーダーに凝っているという
後輩の神野浩一くん。兼業だが、れっきとしたプロカメラマンである。

ちょっと、メタボが進んではないかい?
血圧が高く、降圧剤を飲んでも効き目が弱い、という。
名立たる慶応病院に通っているのだから心配はしないが、、、

↑ 数時間の仮眠を取らせてもらい、午後一で近所の「ガスト」へ。
今日はこの後、静岡・富士宮まで一気に走らなければならない。
眠気は怖いので、ドリンクバーでアイスコ-ヒーを3杯だけ飲んだ。

↑ ガソリンが底を尽きかけていたのは昨晩から気付いていた。
しかし、今はガソリン代が日々高騰している。

高速道路上のSSは価格の基準を1カ月手前で計算するので手ごろと判断。
これは私の大いなる勘違いであったことを後で知る、、、

関越道から環八を東名道・東京ICまで注意深く走らせた。
東京ICから31.3km地点の海老名SAESSOのSSがあったはずである。

着いて驚いた。SSに十数台の給油待ちの行列が出来ている。
15分は待たされた。私のような「勘違い」をしている人たちかもしれない。
で、満タンにしてみると何と!63.26ℓ入った。
Porsche 911 Carrera のタンクの容量は64ℓ。

給油スタッフの入れ加減で少々多めに入ったりはするが、
額面通りに受け止めれば、あと74ccでガス欠、という危ういところだった。
ここまでの燃費は11km/ℓ。

先のガソリン価格の話に戻る。
実は昨春から、高速道路上のSSも街中のSS同様の価格設定になっていた。
NEXCOのプレスリリースにも難解ながら触れられている。

環八で見かけたSSの看板は大体、ハイオクで125~128円だった。
ところが、海老名SAのESSOは135円だったのである。
これはあまりにドライバーの無知や弱みに付け込む商法ではないか。

高速道路の本線上でガス欠を起こして止まれば
道交法違反(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)。
路肩や原則駐停車禁止の完全地帯なら、許してくれる場合もあろうが、
原則はあくまで、反則金9000円、行政点数2点が付加されるのである。

ちなみに、この6月に道交法改正が施行された。
最新の反則金や点数、罰則についてのまとめものを見つけたので、
ハイパーリンクでご参照。
   ↓

↑ 「命拾い」した私は、今をときめく「富士宮やきそば」を求め、
一路、東名道・富士ICを目指した。
東名道→西富士道路経由で、目当ての「うるおいてい」は見つかった。

静岡県富士宮市淀師415-2
1130~1400、1630~2000(日曜は~1900)
毎週月曜と第3火曜定休
0544・24・7155
店奥に砂利敷きの数台分の駐車場あり

郊外でたたずまいは簡素だが、端正な店内だ。
礼儀正しい店員、全席禁煙、携帯禁止、洗浄器付きトイレ、、、
主人の仕事への熱意や折り目正しさを形にした店の印象である。

やきそばは地粉を使ったという数量限定の「うるおい焼そば」890円にした。
ビールはノンアルコールの「KIRIN FREE」。

焼きは店員が全部してくれる。

まず鉄板にラードを落とし、
キャベツの千切り、ラードを絞った後の豚の脂身である肉カス、
イカゲソ、小エビなどを炒める。

次に一見、輪ゴムそっくりの色・太さの麺を載せ、
水を加えてほぐしながら、8種類を調合した特製ソースを絡めて焼く。
塩は「皇帝塩」と呼ぶ70種類以上のミネラルを含む中国産天然ものとか。
麺が入った段階で鉄板の温度が下がり、少し心配になったが、、、

最後に麺のくぼみに生卵を落として麺で覆い、
イワシの削り粉、青のり、紅ショウガ、を振りかけて完成。
出来上がりまで5分ほどだ。

↑ 出来上がった「うるおいてい」の「うるおい焼そば」。
肉カスは神戸では「油かす」などといい、
私はこれを入れたお好み焼をよく食べる。

カツオでなくイワシの削り粉である点がユニークだ。

焼きの途中、かなりの量の特製ソースを分けて注ぐのでしょっぱそうだが、
大丈夫。むしろ、そのままでは、関西人でも「薄味やなあ」という感じ。

↑ ドアップで写してみた

↑ これが同店秘伝の「辛子味噌」である。
店員が「最初はそのまま召し上がっていただいて、
後で混ぜると全然違う味がお楽しみになれます」と言う。

キレイな標準語である。県外客と見て、丁寧に発音したのだろうが、
都内で耳にする言葉よりはるかに耳障りが良い。
思い出したが、札幌の言葉も同様に美しい、、、

生で舐めてみた。特に辛くはないが、ニンニクが大量に入っている。
塩気は少ない。少量の醤油は入っているか、、、
フルーツ系のさわやかさも感じる。
大分県辺りの「柚子胡椒(ゆずこしょう)」の塩気を抑えたものといえば、
想像いただけるだろうか、、、

確かに焼そばに混ぜると別物の味に変身する。
私的には、大量に辛子味噌を加えた味が気に入った。

↑ 夕暮れ迫る「うるおいてい」の外観。愛車が写り込んだ(^^

目的を達成して満足したのも束の間、
東名は愛知県の岡崎IC過ぎ辺りまで、
延長200km近くにわたって断続的に寸刻みの大渋滞。

これが1000円高速のラッシュの凄さである。
ICを月曜の午前0時直前に入れば、出口での時刻が月曜であろうと
1000円割引は適用されるはずなのだが、、、

翌月曜朝からの仕事のことを考えると、
日曜のうちに帰宅したいというのは人情であろう。

我々のように、夕方出勤というのが、こういう時には余裕につながる。

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2009年6月13日土曜日

今日、明日と放浪します(^^

13日夕刻から最大15日昼ごろにかけて、
Porsche 911 Carrera を駆って、
宛てもなく(あるのだが秘密……)放浪してきます。
1000円高速を使って ♪

↑ これは13日の昼食、「インデアンカレー」の「大玉(だいたま)」830円。
同店は戦後間もない1947年の創業。
「飛び切り辛いカレー」で名を馳せるが、私にはフツーに美味しい。
現在、大阪に8店舗、兵庫(芦屋)に1店舗、東京・丸の内に1店舗の
計10店が創業以来の味を守っている。

「大玉」はメニューには載っていない。
要はライスをやや大盛りにして、
くぼみに卵黄を安置してルーをかけたモノのことである。
ほかに「全卵」(玉子の白身を含めたすべてを使う)や
「目玉」(卵黄2個入り)など、常連客にしか分からない符丁がある。
定番は「レギュラー」と呼ばれる。

他に同じルーを使ったスパゲッティや
ハヤシライス、ハヤシスパなどにも人気がある。

確かに慣れぬ人には、特に後味がピリッと感じる。
しかし、他の店にはない独特の、甘みも感じさせる
関西ではかなり「重い」味わいに属する一味変わったルーである。
機会があれば、一度お試しあれ。

後を引く老舗の味である。

添えられるザワークラウトならぬキャベツの酢漬けもよく合う。

加えておけば、店舗ごとに恐らくルーとライスの温度の加減であろう、
味にバラつきもある。
私は「堂島店」と「朝日店」をひいきにしている。

↑ 放浪の旅の始まりは13日(土曜)の午後6時15分。
自宅近くの行きつけのSSでガソリンを満タンにして、
生田川ランプから阪神高速3号神戸線に乗った。
阪神高速・西宮から名神に入り新名神→東名阪→東名。

写真は東名・上郷SA(愛知県豊田市)で休憩する愛車である。

↑ 私自身も「燃料補給」。
フードコートで「奥三河鶏の親子丼+ミニきしめん」800円を夕食とした。
名古屋コーチンの丼も同じ値段であったが、見かける機会の少ない
奥三河鶏の方をチョイス。味は、、、まあ、こんなものかな?
きしめんは大好物である。日本版タリアテッレだな……

豊田市在住の友人が都合が悪いというので、
次に埼玉県坂戸市在住の後輩に電話。
午後11時半ごろだったろうか、、、「いま新宿で食事中」と言う。
「今から遊びに行っていいか?」「明日は休みです」
話は決まった。
あとは帝都に向けて走るだけである。

首都高3号渋谷線から都心環状線を経て、
三宅坂JCTで4号新宿線に入り、
都庁の聳え立つ西新宿に降り立ったのは
日付変わって14日午前1時15分。

しかし、今の愛車での首都高は初めてである。
とにかく狭いのに驚いた。
1車線辺り阪神高速より20~30cmは狭いのではないか、、、
オマケに路側帯がごく狭い場所が多く、危険極まりない。
地元の人たちは慣れているせいか、
かなりのハイスピードでぶっ飛んでいくが、
接触しただけで大惨事になるのではないか。

合流地点でも互いに容赦ない。まるでサーキットである。
10代の学生時代は都心環状線を
どれだけ速く回れるかを競った。
そのころは「狭い」という感覚はなかった。

それと、やたらと工事が多く、
いきなり2車線が1車線に規制されるのにも閉口した(^^;

当方の反射神経も随分衰えたものだ、、、
首都高を毎日走れば(環状線は何回回っても値段は同じ)、
かなりウデは上がるのだろう。
しかし、公道は危ない。
やはり、ホンキで吹っ飛ばすのはサーキットに限る、、、

ほどなく後輩と合流、彼の自宅へと、
今度は関越道・練馬ICを目指した。
練馬までは青梅街道や山手通り、
新目白通りなどの地道を走らざるを得ないが、
やはり狭く、いたる所で工事による車線規制がある。

東京の道が上も下も狭いのは、やはり地価と関係があるのだろうか?

関越道・鶴ヶ島ICで下りると、彼の住む北坂戸の街はほど近い。

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2009年6月12日金曜日

加古川かつめし「旭食堂」

今日は約束通り、やっくんと加古川に「かつめし」を食べに行った。

↑ 5月10日から始まった私の「加古川かつめし」制覇計画は今日で5軒目。
初めてJR神戸線・加古川駅前エリアに足を踏み入れた。

これまでは郊外の店ばかりであった。
本来なら、駅前エリアは電車で行くべきところ、
愛車のエンジンを回すのを兼ねて、いつものように
第二神明→加古川バイパスのルートをたどった。

それにしても加古川は、加古川バイパスという
高速道路ではないものの、アウトバーン並みの?車速が維持できる
無料の自動車専用道路が街のド真ん中を東西に突っ切っている。
車にとっては実にアクセスのよい街である ♪
三宮から食事をして3時間で悠々帰って来られる。

今回選んだ店は「旭食堂」。

加古川市加古川本町363
明石バイパス・加古川ICから数分。
加古川駅から徒歩約10分。
0794・22・2804
営業時間は1100~1900(ごろ)
木曜定休

「加古川かつめし」ファンとしては、外せない老舗の一つである。
JR線の南側・寺家(じけ)商店街アーケードを西に向った外れ。
大河・加古川の川に近いと言った方が分かりやすいかもしれない。
店の前に若干の専用駐車場あり。

超の付く「かつめし」ファンなら、電車なり車で来て、
車ならJR加古川駅前南側の「ニッケパークタウン」の
巨大駐車場に駐車。
駅周辺に数え切れないほどある名店をハシゴすのも楽しいだろう(^^

加古川はニッケ(旧日本毛織)の企業城下町。
110年前にこの地に最初の工場を構え、毛布の生産を手がけた。

↑ 旭食堂のかつめし。800円という値段がいい。

味は、、、ライス、カツ、ソースが喧嘩せず調和した完璧、
と言えるものであった(後段で詳述)。

店構えも私がこよなく愛する、暖簾がバシッとかかっている、
レトロ感覚満載の大衆食堂である。

壁に掲げれたメニューには、うどんや丼もの、
焼き飯から日替わり定食まである。

↑ やっくんは「写真なんかええから、早う喰おうよ」と、
心の中でうめいていたであろう(笑)

↑ 許可を得て、厨房の中までお邪魔した。実にいい空気が漂っている。
手前が奥様で、我々のかつめしを準備してくれている。
奥では、ご主人が黙々とカツを揚げている。

↑ 旭食堂の門前でご主人の写真を撮らせていただいた。
軒の色あせた「旭食堂」の文字と、暖簾、のぼりがいい風情でしょう?

そして、ご主人の表情。
柔和でありながら、奥に秘めた「かつめし」への情熱を感じた。

肝心の味である。

やっくんはジャンルの違う中華とはいえプロの料理人である。
2人で、あーだ、こーだと感想を交わしながら、平らげた。

カツは薄くも厚くもない「正統派」。
牛肉、衣、ソース、ライスはまさに渾然一体。
一部ブログでは「甘口」とも評されるが、そんな一言では語れない。
ソースに独特の深みがあり、後に引く甘さは全く残らない。

余談だが、かいがいしく継ぎ足される麦茶が
抜群の美味しさだったことにも触れておかねばならないだろう。

大体のレシピ(隠し味まで含めて)は判別できた。
当の調理人の話が聞ければ、間違いない、、、と案じていたところ、
実に気さくなご主人が仔細を明かしてくれた。

隠し味の調味料である。
ご主人が「ルー」と呼ぶ、ブラウンソースには、
ザ・ブレンド114と117の粉が使われてた。

114は柔らかな味、117は苦味の残るコクが出る。

カレーでインスタントコーヒーを味の締めに使うことはよくある。
ここのかつめしにも使われていたのか、、、

我々が判断したウスターソースは当たっていた。
醤油と合わせて名古屋から取り寄せている特製品。

ワインや胡椒、その他の数え切れない調味料を駆使しているともいう。

一番面白かったのは、ご主人が以前、
体調を壊して店に出られなかった時の逸話である。

店を閉める訳にもいかないので、
レシピを紙に書いて伝え、奥様が作って出前をしたという。

ところが、客が一言。

「ご主人は今日はお休みなんですか?」

つまり、レシピ通りに作って、ご主人の味は再現できたようで、
常連客の舌はそれを瞬時に見破った、というのである。

ご主人が続ける……

「このルーは50年前に店を始めた
オヤジの跡を引き継いだときからの味なんです。
体で覚えた味はレシピでは再現できません。
だから、私はお客さんに問われれば、レシピは隠しません。
同じように作っても、この味は絶対に出ませんから。
企業秘密でも何でもない。隠す必要はないんです

この言葉には長年取材を経験した私も感銘を受けた。

時折見かける。

「てやんでぇ~、オレの味が気に入らなけりゃ出て行け!
勘定なんか要らねえ。金を貰わなければ客でもねえ!」

などとホザく、特に新興ラーメン店辺りの「頑固オヤジ」が。
こうした、食べ物を作る資格すらない、新米主婦にも劣る
単なるアマチュア料理人に、この言葉を聞かせたい。

加古川かつめし探訪はまだ緒に就いたばかりだ。
それでも行く店々で、必ず主人に教えられる教訓がある。
それは食べ物における教訓には留まらない。
多くは人生紀行においても通用する至言ばかりなのである。

私の、かつめし紀行は終わることはないであろう。

付記:
加古川かつめしの発祥は調理人のまかないにあるらしい。
一休亭」のご主人からもその話は聞いていた。
「旭食堂」のご主人によると、戦後に生まれた食べ物という。

最後にご主人の一言。

「かつめしもビフカツでなく豚で作れば
400円ほでで出せるんですがねえ、、、
加古川のカツメシは牛の味でないとダメなんです。
カツも厚けりゃいいというものでもない。
ササッとかきこめるのが加古川のかつめしの本来の姿です」

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近日中に始めると予告したコラムを、この回より不定期で幕を開ける。
【Jの法則】と命名した。「J」は単に私のHNの頭文字である。

【Jの法則-1】
食べ物との出会いは、人との出会いと何ら変わるところがない。
食べ物は人間が積み上げてきた文化の結晶である。
食べ物をただの「栄養補給源」になぞらえる荒俣宏氏などは、
残念ながら博物学の深淵には永遠にたどりつけないであろう。