2009年6月14日日曜日

富士宮焼そば「うるおいてい」

後輩宅に着いてみれば、午前3時を回っていた、、、
コンビニでビールとアテでも、と思ったが、
ちょうど午前5時まで開いている「居楽屋 笑笑(わらわら)」を見つけた。

埼玉まで来て、どこにでもある「笑笑」もないだろうが、
背に腹は代えられぬ。

↑ ロングドライブの後のビールは腹に染み渡る(^^

↑ ごろごろキュウリの紫蘇ドレッシング和え、とでもいうのだろうか、、、

↑ ホルモン炒

↑ ネギたこ焼き

↑ キムチ

↑ 最近はスティル以上にハイビジョンのカムコーダーに凝っているという
後輩の神野浩一くん。兼業だが、れっきとしたプロカメラマンである。

ちょっと、メタボが進んではないかい?
血圧が高く、降圧剤を飲んでも効き目が弱い、という。
名立たる慶応病院に通っているのだから心配はしないが、、、

↑ 数時間の仮眠を取らせてもらい、午後一で近所の「ガスト」へ。
今日はこの後、静岡・富士宮まで一気に走らなければならない。
眠気は怖いので、ドリンクバーでアイスコ-ヒーを3杯だけ飲んだ。

↑ ガソリンが底を尽きかけていたのは昨晩から気付いていた。
しかし、今はガソリン代が日々高騰している。

高速道路上のSSは価格の基準を1カ月手前で計算するので手ごろと判断。
これは私の大いなる勘違いであったことを後で知る、、、

関越道から環八を東名道・東京ICまで注意深く走らせた。
東京ICから31.3km地点の海老名SAESSOのSSがあったはずである。

着いて驚いた。SSに十数台の給油待ちの行列が出来ている。
15分は待たされた。私のような「勘違い」をしている人たちかもしれない。
で、満タンにしてみると何と!63.26ℓ入った。
Porsche 911 Carrera のタンクの容量は64ℓ。

給油スタッフの入れ加減で少々多めに入ったりはするが、
額面通りに受け止めれば、あと74ccでガス欠、という危ういところだった。
ここまでの燃費は11km/ℓ。

先のガソリン価格の話に戻る。
実は昨春から、高速道路上のSSも街中のSS同様の価格設定になっていた。
NEXCOのプレスリリースにも難解ながら触れられている。

環八で見かけたSSの看板は大体、ハイオクで125~128円だった。
ところが、海老名SAのESSOは135円だったのである。
これはあまりにドライバーの無知や弱みに付け込む商法ではないか。

高速道路の本線上でガス欠を起こして止まれば
道交法違反(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)。
路肩や原則駐停車禁止の完全地帯なら、許してくれる場合もあろうが、
原則はあくまで、反則金9000円、行政点数2点が付加されるのである。

ちなみに、この6月に道交法改正が施行された。
最新の反則金や点数、罰則についてのまとめものを見つけたので、
ハイパーリンクでご参照。
   ↓

↑ 「命拾い」した私は、今をときめく「富士宮やきそば」を求め、
一路、東名道・富士ICを目指した。
東名道→西富士道路経由で、目当ての「うるおいてい」は見つかった。

静岡県富士宮市淀師415-2
1130~1400、1630~2000(日曜は~1900)
毎週月曜と第3火曜定休
0544・24・7155
店奥に砂利敷きの数台分の駐車場あり

郊外でたたずまいは簡素だが、端正な店内だ。
礼儀正しい店員、全席禁煙、携帯禁止、洗浄器付きトイレ、、、
主人の仕事への熱意や折り目正しさを形にした店の印象である。

やきそばは地粉を使ったという数量限定の「うるおい焼そば」890円にした。
ビールはノンアルコールの「KIRIN FREE」。

焼きは店員が全部してくれる。

まず鉄板にラードを落とし、
キャベツの千切り、ラードを絞った後の豚の脂身である肉カス、
イカゲソ、小エビなどを炒める。

次に一見、輪ゴムそっくりの色・太さの麺を載せ、
水を加えてほぐしながら、8種類を調合した特製ソースを絡めて焼く。
塩は「皇帝塩」と呼ぶ70種類以上のミネラルを含む中国産天然ものとか。
麺が入った段階で鉄板の温度が下がり、少し心配になったが、、、

最後に麺のくぼみに生卵を落として麺で覆い、
イワシの削り粉、青のり、紅ショウガ、を振りかけて完成。
出来上がりまで5分ほどだ。

↑ 出来上がった「うるおいてい」の「うるおい焼そば」。
肉カスは神戸では「油かす」などといい、
私はこれを入れたお好み焼をよく食べる。

カツオでなくイワシの削り粉である点がユニークだ。

焼きの途中、かなりの量の特製ソースを分けて注ぐのでしょっぱそうだが、
大丈夫。むしろ、そのままでは、関西人でも「薄味やなあ」という感じ。

↑ ドアップで写してみた

↑ これが同店秘伝の「辛子味噌」である。
店員が「最初はそのまま召し上がっていただいて、
後で混ぜると全然違う味がお楽しみになれます」と言う。

キレイな標準語である。県外客と見て、丁寧に発音したのだろうが、
都内で耳にする言葉よりはるかに耳障りが良い。
思い出したが、札幌の言葉も同様に美しい、、、

生で舐めてみた。特に辛くはないが、ニンニクが大量に入っている。
塩気は少ない。少量の醤油は入っているか、、、
フルーツ系のさわやかさも感じる。
大分県辺りの「柚子胡椒(ゆずこしょう)」の塩気を抑えたものといえば、
想像いただけるだろうか、、、

確かに焼そばに混ぜると別物の味に変身する。
私的には、大量に辛子味噌を加えた味が気に入った。

↑ 夕暮れ迫る「うるおいてい」の外観。愛車が写り込んだ(^^

目的を達成して満足したのも束の間、
東名は愛知県の岡崎IC過ぎ辺りまで、
延長200km近くにわたって断続的に寸刻みの大渋滞。

これが1000円高速のラッシュの凄さである。
ICを月曜の午前0時直前に入れば、出口での時刻が月曜であろうと
1000円割引は適用されるはずなのだが、、、

翌月曜朝からの仕事のことを考えると、
日曜のうちに帰宅したいというのは人情であろう。

我々のように、夕方出勤というのが、こういう時には余裕につながる。

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