後輩宅に着いてみれば、午前3時を回っていた、、、
コンビニでビールとアテでも、と思ったが、
ちょうど午前5時まで開いている「居楽屋 笑笑(わらわら)」を見つけた。
埼玉まで来て、どこにでもある「笑笑」もないだろうが、
背に腹は代えられぬ。
後輩の神野浩一くん。兼業だが、れっきとしたプロカメラマンである。
ちょっと、メタボが進んではないかい?
血圧が高く、降圧剤を飲んでも効き目が弱い、という。
名立たる慶応病院に通っているのだから心配はしないが、、、
↑ 数時間の仮眠を取らせてもらい、午後一で近所の「ガスト」へ。
今日はこの後、静岡・富士宮まで一気に走らなければならない。
眠気は怖いので、ドリンクバーでアイスコ-ヒーを3杯だけ飲んだ。
しかし、今はガソリン代が日々高騰している。
高速道路上のSSは価格の基準を1カ月手前で計算するので手ごろと判断。
これは私の大いなる勘違いであったことを後で知る、、、
関越道から環八を東名道・東京ICまで注意深く走らせた。
着いて驚いた。SSに十数台の給油待ちの行列が出来ている。
15分は待たされた。私のような「勘違い」をしている人たちかもしれない。
で、満タンにしてみると何と!63.26ℓ入った。
Porsche 911 Carrera のタンクの容量は64ℓ。
給油スタッフの入れ加減で少々多めに入ったりはするが、
額面通りに受け止めれば、あと74ccでガス欠、という危ういところだった。
ここまでの燃費は11km/ℓ。
先のガソリン価格の話に戻る。
実は昨春から、高速道路上のSSも街中のSS同様の価格設定になっていた。
NEXCOのプレスリリースにも難解ながら触れられている。
環八で見かけたSSの看板は大体、ハイオクで125~128円だった。
ところが、海老名SAのESSOは135円だったのである。
これはあまりにドライバーの無知や弱みに付け込む商法ではないか。
高速道路の本線上でガス欠を起こして止まれば
道交法違反(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)。
路肩や原則駐停車禁止の完全地帯なら、許してくれる場合もあろうが、
原則はあくまで、反則金9000円、行政点数2点が付加されるのである。
ちなみに、この6月に道交法改正が施行された。
最新の反則金や点数、罰則についてのまとめものを見つけたので、
ハイパーリンクでご参照。
↓
↑ 「命拾い」した私は、今をときめく「富士宮やきそば」を求め、
一路、東名道・富士ICを目指した。
静岡県富士宮市淀師415-2
1130~1400、1630~2000(日曜は~1900)
毎週月曜と第3火曜定休
0544・24・7155
店奥に砂利敷きの数台分の駐車場あり
郊外でたたずまいは簡素だが、端正な店内だ。
礼儀正しい店員、全席禁煙、携帯禁止、洗浄器付きトイレ、、、
主人の仕事への熱意や折り目正しさを形にした店の印象である。
やきそばは地粉を使ったという数量限定の「うるおい焼そば」890円にした。
ビールはノンアルコールの「KIRIN FREE」。
焼きは店員が全部してくれる。
まず鉄板にラードを落とし、
キャベツの千切り、ラードを絞った後の豚の脂身である肉カス、
イカゲソ、小エビなどを炒める。
次に一見、輪ゴムそっくりの色・太さの麺を載せ、
水を加えてほぐしながら、8種類を調合した特製ソースを絡めて焼く。
塩は「皇帝塩」と呼ぶ70種類以上のミネラルを含む中国産天然ものとか。
麺が入った段階で鉄板の温度が下がり、少し心配になったが、、、
最後に麺のくぼみに生卵を落として麺で覆い、
イワシの削り粉、青のり、紅ショウガ、を振りかけて完成。
出来上がりまで5分ほどだ。
肉カスは神戸では「油かす」などといい、
私はこれを入れたお好み焼をよく食べる。
カツオでなくイワシの削り粉である点がユニークだ。
焼きの途中、かなりの量の特製ソースを分けて注ぐのでしょっぱそうだが、
大丈夫。むしろ、そのままでは、関西人でも「薄味やなあ」という感じ。
店員が「最初はそのまま召し上がっていただいて、
後で混ぜると全然違う味がお楽しみになれます」と言う。
キレイな標準語である。県外客と見て、丁寧に発音したのだろうが、
都内で耳にする言葉よりはるかに耳障りが良い。
思い出したが、札幌の言葉も同様に美しい、、、
生で舐めてみた。特に辛くはないが、ニンニクが大量に入っている。
塩気は少ない。少量の醤油は入っているか、、、
フルーツ系のさわやかさも感じる。
大分県辺りの「柚子胡椒(ゆずこしょう)」の塩気を抑えたものといえば、
想像いただけるだろうか、、、
確かに焼そばに混ぜると別物の味に変身する。
私的には、大量に辛子味噌を加えた味が気に入った。
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