偶然、大阪のヨドバシカメラ・マルチメディア梅田店
で見つけたチェコ製の「FOMAPAN」というモノクロフィルムを試写した。
「FOMAPAN」にはISOが100、200、400の3種類用意されている。
今回試写に使ったのは「action」の愛称の付いたISO=400である。
カメラはLEICA MPにKonica M-HEXANON 28mm/f=2.8+UV。
EPSON GT-X900でscan、SILKYPIX Developer Studio Proで処理。
いずれも3月31日、大阪・鶴橋である。
画像はクリックで大きく展開するよう設定してある。
↑ 「焼肉 神牛」ビルのすぐ上に見えるのは三日月である。
こちらは近鉄線の大阪難波駅寄り南側。
このほか、地下には大阪市営地下鉄・千日前線が走る
公式HPが実にシャレてる。相当のPC使いのかたが関係しているのだろう(^^
タワー型のマンションの開発がじわりじわりと押し寄せている
ビールも売っているし、チヂミの味やさすが本場仕込み ♪
写真の良し悪しとは別に、報道から出発した人間はどうしても、
その時代を象徴する情景を写し込もうとするようだ
【個人的インプレッション】
コンタクトシートを見て、まず感じたのは
コントラストの異常なまでの高さだった。
一枚一枚すべてにSILKYPIX Developer Studio Proの「覆い焼き」を
最大限までかけないと、ハーフトーンが出てこない。
画像に白い砂粒のような荒れが目立つ。
全くアトランダムにバラまかれている感じなので、ノイズではない。
画像で白いということは、ネガ上では黒い点ということ。
これはやはり、製造段階での不純物の付着と判断した方がよさそうだ。
スポッティングで消し去るのに、かなりの時間と手間を要した。
もちろん、ノイズも全体にかなり多い。高コントラストと併せて考えると、
まるで通常の国産フィルムを2~3絞り増感したかのような仕上がりだ。
欠点ばかりを挙げてしまったが、長所もなくはない。
画像がなんだかトイカメラで写したような仕上がりで、ノスタルジックだ。
見た目に綺麗な画像を追求するのには向いてはいないフィルムだが、
被写体によっては撮影者の意図以上に面白いチープ感が出る。
一言で言うと、、、
FOMAPANはブルースだ!
0 件のコメント:
コメントを投稿