2007年6月1日金曜日

宇野港の想い出⑫~今は「支線」

宇野港フェリーターミナルに接続するJR宇野線宇野駅の待合室です=岡山県玉野市築港1丁目で、5月19日午前9時。宇高連絡船就航当時は香川側と行き来する昇降客で大変混雑したものでしたが、今でも地元や観光客の方々のための駅として健在です。

ちなみに現在、岡山-香川を結ぶJR線は宇野線と本四備讃線(愛称・瀬戸大橋線)です。もう少し細かく説明すると、岡山-宇野の32.8kmが宇野線で、うち茶屋町-宇野17.9kmがここで話題にする「宇野線」です。香川との間を行き来する列車は茶屋町から分かれて瀬戸大橋線へ乗り入れますので、 茶屋町-宇野の宇野線は支線扱いとなっています。

それでも、宇野は航路の拠点であり、県庁所在地・岡山市方面との都市間交通の要であることに変わりはなく、旧国鉄分割民営化(87年)の際に続々と廃線や第三セクター移行の憂き目を見た、いわゆる「盲腸線」とは少々位置付けが異なります。朝夕のラッシュ時には岡山との間で直通列車が運行されているほか、日中は1時間1本、2両編成のワンマン列車が宇野-茶屋町を走っています。

また、瀬戸大橋線は強風では不通となるため、宇高航路の宇高国道フェリーや四国フェリーと連携して、列車は宇野発着便に振り替えられます。昨年4月21日にもありました。
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