2007年9月21日金曜日

感じたまんまNYC 21 ~肥満大国アメリカ④完=ダイエット体験

BURGER KINGで一番小さなハンバーガーセットを頼んでも、どでかいコークにトマトケチャップが5個も付いてくる(^^;=7月20日午前11時44分、Liberty & Church Sts.で、RICOH Caplio GX100。

メタボリックシンドロームは生活習慣病だ。

食生活の欧米化や飽食、運動不足はもちろん、複雑化する一方の現代社会のストレスといった精神的外因も見逃せない。「生活習慣」という以上、安易には避けられないのが頭の痛いところだ。

私自身の体験をつづってみる。

身長166cm。高校までは50kg台前半だったのが、大学に入って酒を飲み始めるや急増。社会人になるとマスコミという夜型生活や不規則な食生活で、30代後半にはマックス88kgまで行ってしまった。

痛風(高尿酸血症)から始まり、肝機能低下、高血圧(安静時拡張期120~収縮期170)、不整脈、、、血液検査も見るも無残だった。その後、積極的ではなかったが、40代後半にして、初めて減量に挑んでみた――

06年秋からは肉食中心だった食事を、野菜・魚中心に改めた。元々、偏食がなく野菜や魚も好きだったので苦にはならなかった。

朝食は野菜ジュースと豆乳に無糖の機能性ヨーグルト、昼・夕食もファストフードやラーメンの類、カロリーの高いものは無理しない範囲で控えた。好きだった焼き肉店に行くことはほとんどなくなった。

急に肉と縁を切るのも逆に体に良くないと思い(笑)、タンパク質(アミノ酸)補給のため、豆乳とは別に豚肉(脂身を落とすため冷シャブなどに調理)や鶏肉に切り替えた。揚げ物は極力控えた。晩酌は1日ビール500ml缶2本+チューハイ500ml缶2本だったのを、「原則」としてビール 350ml缶1 本 まで抑えた。

休日には趣味の写真撮影に出かけた。運動を兼ねた趣味だ。カメラバッグの総重量は約15kg。あえて厚着をして水分補給を心がけながら、 3~5kmを月に3~4度歩いた。

78kgだった体重は半年余りで68kgに落ちた。ウエスト周り(ベルト周り)は15~20cm縮まった。この間、サプリメントも使った。ダイエットに直接関係あるかどうかは別にして、DHA+EPA+セサミンE、ビタミンCや杜仲茶など。糖分が多く含まれている清涼飲料水とは縁を切った。

手元に06年11月と07年5月の2度の定期健康診断のレポートがある。劇的な効果が現れたのは血液検査だ。典型的な項目を抜き出す。

中性脂肪383→121、γ-GTP299→111、尿酸10.3→6.0など。投薬併用とはいえ、体重を減らしただけで血液検査結果が劇的に改善する好例といえるだろう。

予想外の「副作用」もあった。急激な体重低下によると思われるスタミナ減退。仕事でも趣味でも、今一つの踏ん張りが利かない。「どうでもいいや」と投げ出したくなる。

食事を少し工夫して3kg戻したら、まずまず以前の体調に戻った。ウエスト周りのリバウンドはベルトの穴一つあるかないかだった。

「笑い話も」ある。20代のころから胆石持ちだった。コレステロール系胆石だろう。それがシクシクと痛み始めた。「クッション」の役目をしていた内臓脂肪が減ったため、胆石や胆砂が神経を刺激し始めたのではないか、と勝手に解釈している。

主治医に訴えると、「早く切っちゃえ」と笑いながら痛み止めを処方してくれた。外科医はすぐに手術(私の場合、内視鏡による胆嚢全摘術)をしたがるので、逃げ回っている。手術は嫌いだ。

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