
「夜景を撮る」とよく口にしますが、大まかに分けて、本当に空が真っ暗になってから撮る写真と、このように上空にまだ明るさがほのかに残っている状況の2種類があります。私は後者が好みです。「トワイライトゾーン」とでもいうべき光景でしょうか。
「夕景」と言ってしまえばそれまでなのですが、残照との時間の勝負です。露出決定は「勘」です。おおむね、輝度の高いネオンをつぶさないことにさえ注意すれば、そんなにロングシャッターを切る必要はないはずです。人もクルマも適当にブレ、一番、フォトジェニクな一瞬だと思っています。
この写真の撮影時刻は1849。日没は1831でしたので、少し遅すぎました。たくさんの電飾が全体を照明代わりに包み込んでくれたのに救われました。絶好のシャッターチャンスの持ち時間は経験上、10分以内です。カメラ位置を事前に決め、三脚を立てて待ちます。天候によっては上記のガイドが役に立たないことはいくらでもあります。
LEICA R9+DIGITAL-MODUL-R,28mm
f=4.8,1/15.-1EV,ISO=200,Spot
SILKYPIX Developer Studio 3.0
●東京紀行はこの回でおしまいです。次回からは再び、地元・関西での撮影分を中心にご紹介します●
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